タイガー不調は身体の問題かメンタルの問題か? ニクラウスの見解は?
2015年2月21日(土)午後7:22
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再びPGAツアー離脱となったタイガー・ウッズ。『タイガーの時代は終わったかもしれない』と思う人は少なくないだろう。身体の問題か、それともメンタルの問題か。それらは修復可能なのか。ジャック・ニクラウスのメジャー18勝の記録を塗り替えられるのか。そんな疑問にニクラウス自身が答えた。
「タイガーが苦しい状況にあるのは明らかです。何より精神的に苦しんでいると思います。彼はドライバーショットでは、ほぼキャリア全般で苦戦してきたと言えます。それでもグリーンの近くになんとか運んで、チップショットで上手く寄せる。グリーンに乗せればパットを沈める。それがタイガーでした」と、元世界No.1の現状と、これまでを振り返ったニクラウス。
(写真提供:Getty Images)
「今はショートゲームに苦戦しています。ドライバーも曲がり、ショートゲームも上手くいかない。この組み合わせは最悪です」と語った御大は、かつて自分にも降りかかった状況について話し始めた。「私にとっては1979年が最悪の年でした。1試合も勝てず、プレーも散々でした。その年はバンカーの周りからパターを使っていたほどです。チップショットが最悪でした」。
ではニクラウスはいかにしてその状況を切り抜けたのか? 「私はフィル・ロジャースに助けを求めました。長年一緒にプレーしてきた親友に“助けてくれるか"と聞くと“喜んで"と言ってくれました。フィルの8の字スイングで練習したりして、調子を取り戻すのに3か月かかりました。そして全米オープンの18番でバンカー越えの66ヤードのショット。私は“フィルの8の字スイングで勝負だ!"と心の中で叫びました。結局、ピン1メートル強に寄せてパットを沈め優勝しました」。
メジャー18勝の“生ける伝説"は最後に「苦しい時期を乗り越えるにはきっかけとなるポジティブな出来事が必要なんです。私にとっては、あの全米オープンの優勝がそうでした。タイガーですから復活しますよ。練習熱心でものすごい努力家ですし、あの満ち溢れる才能、きっと打開策を見つけるでしょう。そしてそれはタイガー自身が見つけるべきです。コーチは自分の考えを教えることは出来ても、前向きな気持ちは自分自身で持つしかないからです」と、自分の記録に迫るタイガーにエールを送っている。
2月21日放送 ゴルフセントラルより
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