今のタイガーは他のスポーツ界で例えると誰?
2015年2月12日(木)午後4:08
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不調に喘ぐタイガー・ウッズが自身のホームページに声明を発表した。
(写真提供:Getty Images)
声明全文
「過去2週間、とても残念な結果に終わった。トーリー・パインズでの棄権は不本意だったが、故障のせいで棄権を余儀なくされることが多くなった。最近の故障は、以前手術を受けた箇所とは関係ない。毎日セラピーを受け、体調は日に日に良くなっている。今はもっと練習しないといけない。そして、大切な人たちとの時間を過ごしたい。今の私のプレーやスコアは競技ゴルフに相応しくない。私は最高レベルで競い合うために大会に出場している。準備万端と感じたら復帰したい。来週はホームコースのメダリストで練習し、これからに備えるつもりだ。ベストを尽くして最高の状態に戻し、「ザ・ホンダクラシック」に出場したい。ホームタウンでの大事な大会だが、競技に出られる準備ができなければ出場しない。しかし、間もなく競技に復帰できると信じている。フェニックスとサンディエゴのファンにありがとうと言いたい。彼らは素晴らしかった。皆さんのサポートに心から感謝している」
米国Golf Channelの解説者ジョン・フェインステインは他のスポーツ選手でタイガーの状態をこんな風に例えている。
「パイレーツのピッチャーとして1971年ワールドシリーズのMVPを獲ったスティーブ・ブラス。直球でストライクをとれないイップスにかかり、“スティーブ・ブラス病"と呼ばれた。また、テニスのビヨン・ボルグは4大大会で11勝を挙げながら25歳で事実上の引退。ジョン・マッケンローに勝てないことがトラウマとなり、全米オープン決勝で敗北した後、引退している。
タイガーは故セベ・バレステロスと並ぶショートゲームの天才だったが、いまやチップショットの腕前はハンディ10のゴルファー並み。自信を失って故障に苦しむ姿は30歳で引退した大リーガー、サンディー・コーファックスのよう。タイガーは39歳なのでキャリアの終盤ではないが、全盛期との落差がこれだけ激しいと見るに堪えない。32歳までにメジャー14勝を挙げているが、2009年自宅近くで自損事故を起こしてからのタイガーの凋落ぶりはスポーツ界で前例がない。
また『準備ができるまで大会に出たくない』のに、『ホンダクラシックに出たい』と聞くと、頭が混乱しているとしか思えない。すべてが解決するまで数か月間競技を離れると宣言するか、できる限り大会に出てマスターズに備えたいと言うべき。体調が万全になるまで、大会に出ても無駄だと思う」
2010年10月に世界ランキングトップだったタイガーは、翌年11月には58位になるも2013年3月にトップに返り咲き、現在は62位。このまま大会に出なければ順位はどんどん落ちていくのは明白。だが、フェインステインのコメントは正論とも思えるが…?
2月12日放送 ゴルフセントラルより
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