36ホール決戦で掴んだ全米への切符 川村「今年はメジャーに出たいと思っていた、最後まで粘り強くプレーしたい」
2015年5月26日(火)午後7:10
「全米オープン最終予選会」が5/25(月)に岡山県の鬼ノ城ゴルフ倶楽部で行われた。上位5名に与えられる出場権を懸けて、40名が1日36ホールの過酷な戦いに挑み、リャン・ウェンチョン、川村昌弘、藤田寛之、カート・バーンズ、ペク・スクヒョン(韓国)が本戦の出場権を獲得した。
36ホール終了時点では通算14アンダーのリャン、通算12アンダーの川村に次いで、通算11アンダーで藤田、バーンズ、ペク、薗田峻輔、谷口徹の5人がタイで並んだため、プレーオフにより残り3枠が争われ、その結果、藤田、バーンズ、ペクが出場権を手にすることとなった。
出場権を獲得した川村と藤田にホールアウト直後に話しを聞いた。
全米オープン初出場となる川村
(写真提供:JGTO)
Q:出場権を獲得した気持ちは?
「メジャーはゴルファーにとって特別な大会。今年はメジャーに出たいと思っていたので嬉しい。全米オープンと言えば、やっぱりタフなコースセッティングというイメージがある。これまでヨーロッパやアジアを転戦してきたので、 飛行機でいろんな場所に行ったので、移動とかは慣れてきた部分がある。体調管理をしっかりして良い状態で全米オープンを迎えたい。」
Q:目標は?
「全米オープンは初めてなので、まずはメジャーの舞台がどんなところなのか自分の目で見て、今後に活かしたい。せっかく出るからには、どんな結果になろうと一打一打集中して最後まで粘り強くプレーしたい。まだ終わったばかりなので具体的な目標が出てこないですが・・・(笑)、自分の持てる力を発揮して良いプレーをしたい。どれくらい通用するか楽しみです。」
2年ぶり5度目の出場となる藤田寛之
(写真提供:JGTO)
Q:全米オープンの対策は?
「世界一難しいセッティングと言われ、しっかりとボールコントロールをしないといけない。過去に出場した時はいつもコースに太刀打ちできないので、今年こそは狙ったところにボールが行くようにコンディションを整えて、良い調子で望みたい。」
Q:全米オープンの難しいポイントは?
「全てが難しい・・・。世界一難しいセッティングと言われ、しっかりとボールコントロールをしないといけない。コースセッティングが開催に向けて何年も前から作り上げられている難しさがある。 狭くもなく、広くもなく、ミスしやすいようなメンタル面も考慮に入れたセッティングだなという印象。その中でいかに自分の実力を発揮できるか?というのがポイント。それがいつも出せないけど、行く度にもっと上手くならなきゃ、強くならなきゃ、という思いを感じさせてくれる大会。自分に課題をあたえてくれる場所なので行けることを嬉しく思う。36H頑張った甲斐があった。」
Q:目標は?
「過去に出場した時はいつもコースに太刀打ちできないので、今年こそは狙ったところにボールが行くようにコンディションを整えて、良い調子で望みたい。以前は世界のトップ20に入りたいと思っていたが、久しぶりの全米でもあるし、なんとか予選通過して4日間プレーしたい。松山選手に注目が集まるだろうけど、この予選会で出場権を獲得した自分や川村選手の頑張りにも目を向けてもらえたら。苦しい姿かもしれないけど、一生懸命頑張るので応援よろしくお願いします。」
特別番組「全米オープン開幕直前 Road To ChambersBay」5/30(土)放送
出場を決めた藤田寛之、川村昌弘ら日本勢のインタビューのほか、大会注目選手を紹介。また、“世界一タフなコースセッティング”と言われる全米オープン、今年の開催コース「チェンバーズベイGC」の難しさに迫ります。ぜひお楽しみに!
GN+TVは無料動画が盛りだくさん!
ゴルフネットワークの放送をリアルタイムで見るには有料の会員登録が必要ですが、松山英樹、石川遼、タイガー・ウッズ、ローリー・マキロイらPGAツアーのスーパーショット動画や宮里藍、横峯さくら、宮里美香らLPGAツアーの日本人選手ハイライト動画、ワンポイントレッスン動画など無料でご視聴頂けます。