国内男子ツアー開幕戦の鍵を握るのは風!?平均スコアは70.492から73.746へ
2015年4月17日(金)午後7:30
今年のゴルフの祭典、マスターズは、ジョーダン・スピースの優勝で幕を閉じました。
いよいよ国内男子ツアーも開幕です。
男子ツアー初戦は、東建ホームメイトカップ。三重県桑名市の東建多度カントリークラブ・名古屋で開催されています。
昨年、宮里優作選手が年をまたいでの2連勝を果たしたのは記憶にあたらしいところです。
最終日スタートから5連続バーディーのロケットスタート。「65」の好スコアでの逆転優勝でした。
今年は予選ラウンドを終えて、I・J・ジャン選手が7アンダーで単独首位、ツアー初勝利を目指す若手の片岡大育選手が1打差の6アンダー、小袋秀人選手、稲森佑貴選手らが5アンダーで追う展開に。明日以降の決勝ラウンドが楽しみです。
平均スコアは初日70.492から二日目73.746へ
【トップと1打差の2位タイにつける片岡大育選手】(写真提供:JGTO)
初日と比べて二日目は風の影響でスコアメイクに苦しむ選手が続出。予選カットラインは2オーバーとなり、全選手の平均スコアも初日70.492(-0.508)から二日目73.746(+2.746)とアンダーからオーバーパーへ大きく崩す結果となりました。
中でも1番ホールの難易度は大きく変わる結果に。
「東建多度カントリーの1番ホールは風の影響を受けやすいホール。アゲンストだと距離の長いホールになるし、フォローだとセカンドは短くなるけど、グリーンで止まりにくくなる。風によって両極端なホールになる。」と大会前に池田勇太選手が話していたように、予選ラウンドは真逆の風が吹く結果に。
【動画】大会直前インタビュー 池田勇太「1番のティーショットで今日の流れをつかむ」
アゲンストとなった初日は+0.1523で3番目に難しいホールでしたが、フォローとなった二日目は各ホールで初日より平均スコアが悪くなった状況で+0.123で難易度14と初日より良いスコアとなりました。
一方、その逆で初日より大きく難易度が難しくなったのが、8番ホール。初日 -0.121(難易度12)から二日目 +0.323(難易度2)という結果に。
天候や風向き、ピンポジションによってホール難易度が変わるプロのトーナメント。決勝ラウンドの1番ホールにも注目です。
ゴルフネットワークでは国内男子ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」決勝ラウンドをとことん1番ホール生中継!
Par5をPar4として使用、アマチュアとは一味違うプロのセッティング
無料のスコア管理アプリ「GOLFNETWORK PLUS」では、トーナメント開催コースを実際にプレーしたゴルファーの平均スコアをチェックすることが出来ます。プロのスタッツのようにホールごとの難易度や特徴などを知ると、観戦がより深く楽しむこともできます。今回は、東建多度カントリークラブ・名古屋のスタッツを紹介しましょう
「GOLFNETWORK PLUS」ユーザーの平均スコアは「102.95」。平均パット数は、「36.27」です。トーナメントコースらしく、コースもグリーンも難しいことが伺えます。
東建多度カントリークラブ・名古屋スタートホールとなる1番ホールPar5は、フェアウェイが広くゆったりとしたスタートホールらしい雄大な景観です。「GOLFNETWORK PLUS」ユーザーの平均スコアは「6.66」と決して難しくはないロングホールになりますが、トーナメントでは475ヤードのPar4として使用されるため、とたんに難度の高いホールとなります。
ティーショットは、250ヤード以上のキャリーを出して、右のバンカーを超えるルートを通る必要があります。セカンドショットも距離が残り、グリーン奥は浅いため、ボギーの出やすいホールになります。
昨年優勝の宮里優作選手も「ティーショットはワイドオープンで攻めやすいけど、グリーンはアンジュレーションがあって奥行きが少ないグリーンなのでセカンドの縦の距離感が難しい。」と1番ホールの難しさを語っていました。
ホール攻略については「左にいくとセカンドのアングルが悪いので、なるべく右サイドに打つことを心掛けて、右バンカーの上を狙っていきます」という宮里優作選手。
「1番ホールでつまづくと2番、3番が後手になってしまうので、四日間パーでいければ上位に絡めると思う。」と話すように、昨年の最終日はこの1番ホールでバーディー発進。勢いに乗って、そこから5連続バーディーを記録しました。まさに勝負を占うスタートホールと言えます。
【動画】大会直前インタビュー 宮里優作「スタート前は1番ホールで使うクラブを練習場で打って、イメージを持って1番ティーに向かう」
バックナインのカギを握る14番と16番
宮里優作選手のキャディを務める杉澤伸章氏によれば、この東建多度カントリークラブ・名古屋の鍵となるホールは14番と16番とのこと。
一見、問題なさそうな388ヤードのPar4、14番。
プロであれば短いホールであり、セカンドショットはウェッジなどの短いクラブで打つことが出来ます。したがって、トーナメントであれば、バーディーを取りたいホールと言えますが、問題はグリーン。高低差1.8mの縦に長い受けグリーンで、3段になっています。
ピンと同じ段のバーディーチャンスにつけたいところですが、ウェッジで打つだけに強いバックスピンでボールが大きく戻ってしまうこともしばしばです。 風が吹くとウェッジでのショットはボールが流されやすくなります。ピン位置によっては、非常に難しくなり、プロでもボギーにしてしまうケースが多い、バーディーもあればボギーもあるという、まさに最終日の優勝争いを左右しそうなホールです。
予選ラウンドの平均スコアは4.080(難易度11)、平均パット数は1.813と18ホール中、4番目にパット数が多いホールとなっています。「GOLFNETWORK PLUS」ユーザーの平均スコアは「5.79」で、平均パット数はなんと「2.1597」とトーナメントでもアマチュアでもグリーンの難しさを裏づける数字が出ています。
16番は池超えのPar3で、東建多度カントリークラブ・名古屋の名物ホール。
このホールを難しくしているのが、周囲の地形のために複雑な動きをする風です。ピンフラッグのたなびく方向と、上空の風向きが一致せず、右に打つと右に流され、左に打つと左に流されるという特異な風の流れが、プロたちを悩ませます。
グリーンの左サイドは狭く、左右のガードバンカーからは寄せにくくなります。予選ラウンドの平均スコアも+0.164(難易度4)と難しいホールに。昨年の最終日は、優勝した宮里優作選手もボギーでした。
一方、「GOLFNETWORK PLUS」ユーザーの平均スコアは「4.36」とむしろやさしいホールと言えます。セッティングや残り距離が違うとはいえ、16番もプロのアマのゴルフの違いを感じさせるホールです。
コースの情報があれば、トーナメント観戦はより楽しくなります。
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