タイガー復帰戦は予選落ち 4人が首位並走
2014年6月28日(土)午前9:34
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およそ3か月ぶりにツアーに復帰したタイガー・ウッズ(米)だったが、36ホールで姿を消すことになった。
米男子ツアーのクイックン・ローンズ・ナショナルは現地時間27日、メリーランド州のコングレッショナルCCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日83位タイと出遅れ巻き返しを誓ったタイガーだったが、この日は4連続を含むボギー5つ、ダブルボギー1つ(3バーディ)を叩いて4オーバー75の乱調。カットラインに4打足りない通算7オーバー103位タイで決勝ラウンド進出を逃した。
腰の手術からの復帰戦は「まだ万全ではない」と本人が言う通りの展開となってしまった。5番でダブルボギーが先行する苦しい滑り出しで前半2オーバーを叩くも、中盤の9番&10番で連続バーディを奪い予選突破に望みを繋いだ。
ところが直後の11番からショートゲームに精彩を欠き4ホール連続パーセーブに失敗。上がり3ホールはすべてバーディチャンス(バーディを奪ったのは16番のみ)につけるなど、予選落ちが確定し肩の力が抜けてからゴルフの内容が良くなったように見えたが、週末タイガーのプレーをコングレッショナルCCで見ることは出来なくなった。
ちなみにタイガーにとって予選落ちは1996年のデビュー以来ツアー通算10回目。海外を含めると通算11回目。メジャー通算15勝目を狙う全英オープン(7月17?20日/英国、ロイヤル・リバプールGC)までにどこまで本調子に戻せるか注目だ。
一方、上位争いは混戦模様。難コンディションに各選手ともスコアメイクに苦しみ首位タイに並んだのは通算6アンダーのマーク・リーシュマン(豪)、オリバー・ゴス(豪)、リッキー・バーンズ(米)、パトリック・リード(米)の4人。1打差の5位タイにスチュアート・アップルビー(豪)、ハドソン・スワフォード(米)がつけ、通算3アンダー11位タイにジャスティン・ローズ(英)ら。優勝争いは予断を許さない状況だ。
尚、タイガーとともにジェイソン・デイ(豪/通算4オーバー76位タイ)、ジェイソン・ダフナー(米/通算6オーバー97位タイ)、アーニー・エルス(南ア/通算7オーバー103位タイ)、キーガン・ブラッドリー(米/通算8オーバー109位タイ)らビッグネームが予選で姿を消している。