A.スコット、マスターズでの長尺パター使用を決断
2015年4月2日(木)午後1:20
アダム・スコットは2013年のマスターズでメジャー初優勝を達成。今年は通常のパターを試していたが、ゴルフの祭典では使い慣れた長尺パターを使用することに決めたようだ。ちなみに、スコットは過去4年続けてマスターズで15位以内に入っている。
スコットの2014年と2015年のパッティングデータを比べると、その差は歴然だ。長尺パターを使用した昨年は1メートルからのパッティングでランキング1位をマークしたが、通常のパターに戻した今年は現在205位。その他、ストロークス・ゲインド・パッティングを含む各データでも数字を落としている。
米国Golf Channelの解説者のポール・マクギンリーは、スコットがいつまで長尺パターを使うべきか、との質問に「データを見れば答えは明らかです。アダム・スコットはキャリアのピークを迎え、そのキャリアを図る物差しはメジャーの優勝回数です。今年ずっと長尺パターを使い、メジャーで1勝か2勝することを考えて、それから来年のことを考えるべきですね」と答えた。
さらに解説者のトリップ・アイゼンハワーも「スコットは今年通常のパターで6週間練習し、WGC-キャデラックチャンピオンシップで実戦に投入し、ストロークス・ゲインド・パッティングは12位タイと悪くありませんでした。しかし、久しぶりに予選落ちを喫したバルスパーチャンピオンシップではフィールドの平均よりも5ストロークの損をした計算になります」と指摘。さらに「長尺パターを使うと、通常は短い距離を決めやすくなるのですが、スコットの場合は6メートルの超える距離のストロークス・ゲインド・パッティングで1位、短い距離のパッティングで苦労していました。スコットが優勝するのは2メートルから6メートルのパッティングが多く決まる時と言えます」と話した。
(写真提供:Getty Images)
使い慣れた長尺パターに戻すことで、現在世界ランク6位のアダム・スコットはマスターズの優勝候補筆頭と言える存在となった。アイゼンハワーは「通常のパットを使ったのは短期間ですから、違和感はないでしょう。長尺と相性の良いことを証明するように、2011年の全米オープンで予選落ちをしたのを最後に、スコットはメジャートーナメントで必ず決勝ラウンドに進出しています」とコメント。マクギンリーも「スコットはマスターズの元チャンピオンですし、パッティングがいい時はどんなコースでも優勝争いが出来ます。そんな選手を優勝候補から外すことはできませんね」とほほ笑んだ。
4月2日放送 ゴルフセントラルより
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