「左足体重から右軸へ」タイガーの新しいスイングとは?
2015年5月9日(土)午後4:31
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今年のマスターズで復活の兆しを見せたタイガー・ウッズ。
「ウェイストマネジメントフェニックスオープン」では予選落ち、「ファーマーズインシュランスオープン」では初日に途中棄権と不調に喘ぎ、ワールドランキングは100位以下まで低迷し、メディアからは引退説も流れるほどでしたが、4月のマスターズでは自身のプレーに手応えを感じるなど、“強いタイガーの復活"に期待がかかります。
大会2日目を終えて、イーブンパーで辛うじて予選通過となったタイガーですが、ホールアウト後のインタビューでは「以前よりツアー全体の予選カットラインは上がっていて上位との差は少ない。予選ギリギリと言ってもトップと8打差。」と残り2日間での巻き返しに自信を感じさせるコメントでした。
過去2度制している得意コースのTPCソーグラスだけに、決勝ラウンドでタイガーがどこまでスコアを伸ばしてくるのか注目です。
ローリー・マキロイやジョーダン・スピースらに負けず劣らず注目度の高いタイガーですが、
5月8日に放送された「ザ・プレーヤーチャンピオンシップ PGAツアーダイジェスト」ではタケ小山プロがタイガーの最新スイングを解説。今回は連続写真を使って過去から変化したスイングのポイントをご紹介します。
左足体重から右軸へと変わったスイング
タケ小山プロ
「マスターズで戻ってきたタイガー。ショーン・フォーリーからコーチを変えて、新しいスイング作りをしています。(このスイングは)3番ウッドですが、スイングスローを見るとその変化がよくわかります。」
アドレス
テークバック
「新しいスイングでポイントとなるのが、アドレスが左足一本から右軸に変わった点です。バックスイングでも以前は左側へのウェイトシフトがありましたが今は右側に完全に残っています。」
トップ
ダウンスイング
「トップでも右サイドに残ったスイングで、元々タイガーの悪い癖はダウンスイングから入ってくる時にひざが跳ね上がっていく傾向がありました。これが飛ばしの一つの方法でもあったのですが、今はたいぶ押さえられています。」
インパクト
フォロー
「インパクトからフォロースルーにかけても右ひざの蹴りが以前より遅くなっています。これはスイングの起動がアセンディングブロー、つまり下から上に上がっていくスイングになってるということです。スピン量は増えますが、現代のボールに合ったスイングに変わってきているとも言えます。今のクラブはロフトがあるので、縦の回転が増えれば、ボールはあまり前には飛んでいかないですが、縦のスピンが入れば入るほど曲がらなくなります。」
新たなスイング作りをするタイガー、初日を見たタケ小山プロは「ボールは散ってるけどうまくまとめたと思います。過去2回勝った時も初日は出遅れているのでタイガーに焦りはないでしょう。初日を見る限り、ドライバーよりも3ウッドを使った方が良さそうですね。」とコメント。
(5月8日放送「PGAツアーダイジェスト」より)
決勝ラウンドでの巻き返しに期待です。
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