石川は一歩後退も決勝ラウンドへ! 苦戦フロントナイン攻略で猛チャージなるか?
2015年9月25日(金)午後6:26
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国内男子ツアーとアジアンツアーの共同主管で開催されるアジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフが25日、茨城県の大利根カントリークラブ 西コースを舞台に第2ラウンドの競技を終了。2週連続優勝を狙う石川遼は1オーバー71とスコアを落とし、通算イーブンパー18位タイで決勝ラウンドを迎えることとなった。
初日を1アンダー69の15位タイで終えていた石川。この日はアウトスタートとなったが、1番でボギーが先行すると、3番からは連続ボギーを喫し、一時3オーバーとスコアを落とす。それでもバックナインに入り、11番をバーディとすると、13番でも1つ取り返して3バーディ、4ボギーでホールアウトとなった。
順位は僅かに落とすこととなったが、トップとの差は5ストロークと変わらず。2日間を通して10番から18番では4バーディ、2ボギーとなっているものの、1番から9番は6バーディ、6ボギー、1ダブルボギーの2オーバーと攻略出来ずにいる。2週連続優勝へのカギはフロントナインでいかに我慢し、後半のチャージにつなげられるかだろう。ムービングサタデーでの上位進出を目指す。
通算5アンダーで単独トップに立ったのはプラヤド・マークセン(タイ)。3バーディ、1ボギーの2アンダー68とスコアを伸ばし、5位タイから順位を上げた。通算4アンダーの単独2位には、現在賞金ランキングでトップを走っている金庚泰(韓)がつけている。通算3アンダー3位タイには、谷原秀人、武藤俊憲、薗田峻輔、金亨成(韓)が並んでだ。
選手会長・池田勇太は通算2アンダーで7位タイ。ディフェンディング・チャンピオンの藤田寛之、昨季賞金王の小田孔明、宮里優作、近藤共弘らが、石川と同じ18位タイとなっている。
「アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフ」注目選手!
◆金庚泰(29歳)
今季12試合に出場し3勝と、ただ一人複数回勝利を挙げている。賞金ランキングの1位をはじめ、平均ストローク、パーキープ率、パーオン率の3部門でもランキングトップに立っている。昨年の今大会は28位だったが、同じコースで行われた09年レクサス選手権では優勝争いを演じ2位に入っている。
◆石川遼(24歳)
主戦場にしている米ツアーでは、終盤の健闘で来季のシード権を確保した。今年の自身国内初戦となったANAオープンでは見事に優勝、ツアー通算12勝目を挙げた。昨年の今大会は36位に終わっている。また同じコースで行われた08年レクサス選手権では予選落ちと好結果を出せていないが、前週Vの勢いで自身初の2週連続優勝に挑む。
◆宮里優作(35歳)
現在の賞金ランキングは6位だが今季未勝利。前週のANAオープンでは、初日の29位から尻上がりに順位を上げ最終日に67をマークし、今シーズンでの自己最上位となる2位に入り調子は上向いている。昨年の今大会では9位に入っており、同コースで行われた08年レクサス選手権では2位入り。コースとの相性は良さそうだ。
◆池田勇太(29歳)
8月下旬のKBCオーガスタで初日からの首位を守って完全優勝を飾った。現在の賞金ランキングは9位。前週のANAオープンは初日2位の発進も3日目に73とスコアを落とし14位に後退したが最終日に68をマークし6位に順位を挙げて終了した。今大会は過去に好成績を残せていないが、バーディー率部門3位のゴルフで今季2勝目を狙う。
◆片岡大育(26歳)
今季大きくブレイクした選手の一人。5月の関西オープンで念願のツアー初優勝。最新の賞金ランキングは10位。各部門部のランキングでもベスト10入りしているのが4部門。中でも平均パット部門1位が光っている。前週のANAオープンは6位に終わったが、直近の3試合で2度目のベスト10入りを果たした。調子は上向きもよう。
◆武藤俊憲(37歳)
今季はこれまで14試合に出場し、ISPSハンダグローバルカップの優勝を含めて、ベスト10入りは2回。前週のANAオープンでは初日2位タイの好スタートを切ったが、その後スコアを落とし23位に終わった。今大会の舞台となる大利根CCでは09年レクサス選手権で優勝を飾っており、相性の良いコースで再び輝く。
◆小田孔明(37歳)
昨年の賞金王。今季は13試合に出場し、予選落ちはないが、ここまで未勝利。3試合前のKBCオーガスタで、今季自己最上位の2位入り、前週のANAオープンでは、3日目に61の爆発的スコアをマークし首位を奪ったものの、最終日にスコアを落として無念の6位。好調の兆しが見えたゴルフで今季初Vに挑む。
◆川村昌弘(22歳)
現在の賞金ランキングは31位。アジアンツアー参戦などで、今季国内戦は10試合に参戦し2試合でベスト5入り。最近では2試合前のフジサンケイクラシックで、3日目に首位と5打差だったが最終日は2打差にまで追い上げての3位。昨年の今大会は41位に終わったが、ホストプロの一人として、今年の大会を盛り上げる。
「アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフ」をとことん1番ホール生中継!アプリ・PC・タブレットでも配信!
JGTOとアジアンツアーの共催競技。日本を代表するプレーヤーたちと、アジアンツアーの猛者達が大利根カントリークラブを舞台に火花を散らす。昨年は、最終日首位と4打差でスタートした藤田寛之が、「66」をマークし、逆転優勝を飾った。この優勝で今季3勝目、賞金レースでも首位に浮上した。ゴルフネットワークでは、国際色豊かな今大会を「とことん1番ホール生中継」でお届け。