難関“ホーガンの庭”に挑むR.マキロイ「ずっと出たいと思っていた」
2016年2月18日(木)午後4:30
今週の米男子ツアー、ノーザントラストオープンの舞台はツアー屈指の難コースとして知られるリビエラCC。
“ホーガンの庭"と呼ばれる同コースは昨季、メジャー開催コースを含めたデータで、パーオン率、3メートル以内のパットが決まった割合、決まったパットの距離平均という3部門で最悪の数字を記録しており、パー4の平均スコアで2番目、平均ストロークでは5番目に難しいコースとなった。
今週フィールド入りした選手たちも、多くが「完璧な状態」と絶賛する一方で「グリーンがこれだけ速いのは久しぶり」と警戒している。速さだけでなくラインの読みも難しいグリーンに誰もが神経をすり減らされることだろう。特に、最難関とされる1オン可能な10番パー4には多くの選手が苦しめられるはずだ。
そんな難コースについて、「ずっと出たいと思っていた」と大会初参戦に意気込むローリー・マキロイは「ツアーではあまり回らないようなタイプのコース。貴重な経験になる」とコメント。同時に、その攻略法について次のように語っている。
「そこまで長くはないので、ティーショットで距離を稼ぐ必要はない。攻略法が大事で、ただフェアウェイに運ぶのではなく、正しい位置を見極めないといけないね。グリーンに落とす位置にも気をつける必要があるし、ショートサイドやピンより奥に外すと厄介。頭を使わされるコースだね」
「たしかここは、去年のツアーの中でも1メートルのパットが最も入っていないコースだったはず。それもダントツだったと思う。なので、必ず2メートル以内につけることが重要。特にここでは、パーオンする回数がいつもより少なく、1ラウンドで12回パーオン出来れば良い方なので、パーパットの距離が大きな鍵になるだろう」
トリップ・アイゼンハワー(米国Golf Channel解説)
「マキロイの考えは正しいです。このコースでは、グリーン上で正しい場所に落とさなければなりません。全体的にパーオンの回数もぐんと減るでしょう。マキロイも言っていたように、スコアを大きく左右する要因の一つが、1メートル前後のパッティングです。もし今週、この距離からのパッティングを入れることができれば、最有力優勝候補になります」
「また、将来的にはこの大会を毎年スケジュールに入れてくるでしょう。一度ここでの試合に出れば、このコースの良さがわかります。オーガスタに向けての調整にはうってつけのコースです。マキロイは確実に優勝候補の1人ですね」
優勝候補の一角にマキロイを挙げたトリップだが、番組終盤にはジャスティン・ローズの優勝を予想。日本のゴルフファンとしては松山英樹の2週連続勝利を見たいところだが、果たして今週、ツアーに名高い難コースでどんな戦いが繰り広げられるだろうか。
ゴルフセントラル 2月18日号より
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写真提供:Getty Images