国内男子ツアー最終戦! 東京よみうりカントリークラブ1番ホールをとことん解説!
2013年7月3日(水)午前11:59
国内男子ツアーの今季最終戦、ゴルフ日本シリーズJTカップ。今季のツアー優勝者と賞金ランキング上位の選手だけが出場できる大会。国内トップ選手、わずか30名の戦いです。
今年も舞台となるのは、東京よみうりカントリークラブ。昨年の優勝は宮本勝昌プロ。ゴルフファンには、一昨年の宮里優作プロの涙の初優勝が記憶に新しいところです。今年は、2日目を終えて石川遼プロ、黄重坤、小田孔明プロの3名が4アンダーで首位に並んでいます。
ゴルフネットワークでは、12月5日(土)・6日(日)「とことん1番ホール生中継」で出場全選手のスタートを放送します。
名門 東京よみうりカントリークラブ
ゴルフ日本シリーズJTカップの舞台、東京よみうりカントリークラブは、東京都稲毛市にある名匠、井上誠一設計による名門コース。自然の地形を巧みに活かし、アップダウンが多く、傾斜を利用した変化に富んだホールが特徴です。
トーナメントでは、イーグルも狙えるパー5の17番ホールやツアーでも屈指の難しさを誇るパー3の18番ホールど、終盤のエキサイティングなシーンを見ることのできるコースでもあります。
スコア管理アプリ「GOLF NETWORK PLUS」ユーザーのスコア平均は「98.54」と100以下の好スコアです。メンバーシップの難コースということもあり、腕自慢のゴルファーが多くプレーされているのかもしれません。
その日を占う1番ホール
1番ホールは、396yのパー4。男子ツアーとしては短いパー4であり、本来であればバーディーを狙いたいホールです。
スコア管理アプリ「GOLF NETWORK PLUS」での平均スコアは「5.68」。パーオン率は「11.34%」。平均パット数は「2.0」でした。18ホール中、難しい方から数えて5番目と意外にもアマチュアゴルファーにはやや難し目のホールとなっています。
ティーショットは打ち下ろし、セカンド以降は登り傾斜となる1番ホール
1番ホールは、ティーショットは打ち下ろし。しかしティーグランドから下って登る谷になっていて、セカンド地点では大きく上り傾斜になります。左右の林がプレッシャーにもなり、打ちおろしも加わるので、ティーショットの狙いはシビアになります。左右は崖になっていて、曲げてしまうと隣のホール付近まで大きく下ってしまい、トラブルになります。場合によっては、フェアウェイに戻すだけのショットが必要でしょう。
この時期はラフも短く、芝に元気が無いので、左右のラフ、あるいはバンカーでも良しと考えて、コースを広く使っていきたいところです。ドライバーショットが飛ぶ選手は、左上がりが緩やかな比較的平らなところまで運べます。風向きや左右のプレッシャーが気になる選手は3Wなどでティーショットする場合もあるかもしれません。
ポイントとなるのは寒さ。入念にウォーミングアップをしているとはいえ、スタートホールのティーショットはプロでもスムーズに身体が回らないおそれがあります。確実にセカンドショットが打ちやすいところにティーショットを運べるかが、見どころです。
グリーンは受けグリーンで右奥から速く、手前につけると大きなバーディーチャンスですが、奥にこぼれたり、ピンの上につけたりするとパーセーブが危うくなります。スタートホールということで、なるべく平穏にパー、できればバーディーでいきたいホールです。
その意味では、その日一日を占うホールと言えるでしょう。
「ゴルフ日本シリーズJTカップ」3日目、最終日の模様をとことん1番ホール生中継!大会3日目は5日(土)午前9時?お届け!スマホ・PC・タブレットでも視聴可能!
■とことん1番ホール生中継
3日目 12月5日(土) 午前9:00?11:00
最終日 12月6日(日) 午前8:30?10:30
【詳細】とことん1番ホール生中継 ゴルフ日本シリーズJTカップ
写真提供:Getty Images