1打差2位から狙う3年ぶりV 最終日へ粘り見せた服部、逆転のツアー5勝目なるか
2013年7月8日(月)午前10:00
国内女子ツアーのCAT Ladiesが22日、神奈川県の大箱根カントリークラブを舞台に第2ラウンドの競技を終了。9位タイから出たペ・ヒキョン(韓)が通算11アンダーの単独トップに立つ中、前日トップタイの服部真夕は1打差の単独2位となった。
初日「66」でリーダーボードのトップに立った服部。2012年のアース・モンダミンカップ以来優勝から遠ざかっている27歳は、出だしの1番パー5でイーグルを奪う絶好の滑り出しを見せると、そこからスコアを落とすことなく8番パー4をバーディとし、前半をノーボギーの3アンダーで折り返す。
しかし、後半10番パー4で7打を叩き大失速。通算スコアを7アンダーに戻し、このまま優勝争いから後退していくかに思われたが、それでも「ボギーが来てもしっかりバーディが取れると思えるようになった」という第1ラウンド後の言葉通り、直後の11番から13番、18番と3バーディを重ねる粘り強さを見せ、1イーグル、4バーディ、1トリプルボギーの3アンダー70でホールアウト。ツアー通算5勝目に向けて好位置で最終日を迎えることとなった。
通算9アンダー3位タイには、服部と同じくトップタイから出た三塚優子と前日9位タイの渡邉彩香が並んだ。前週のNEC軽井沢72ゴルフトーナメントで2位タイに入った渡邉は、立ち上がり2番から連続バーディを奪取。2アンダーで迎えたバックナインでは12番からの4ホールで2つスコアを伸ばすと、17番でこの日6つ目のバーディを記録し、6バーディ、1ボギーの5アンダー68で今季2勝目に大きな可能性を残した。
通算8アンダーの単独5位は鈴木愛。「苦手」という初日に「66」で首位タイに立ったものの、この日は3バーディ、2ボギーの1アンダー72と伸び悩み、最終日は3打差から逆転を狙うこととなった。通算7アンダーの6位タイには李知姫(韓)と金田久美子。昨季覇者の上田桃子は5つスコアを伸ばし、前週からの連勝を目指すテレサ・ルー(台)らと通算6アンダー8位タイに入っている。
以下、通算5アンダー単独14位に西山ゆかりが続き、前日首位の鬼澤信子や大山志保らが通算4アンダー15位タイとなった。前日にツアー新となる連続ノーボギー記録(81ホール)を達成した申ジエ(韓)は、この日イーブンパー73のラウンドで成田美寿々、原江里菜らと並ぶ25位タイにつけている。一方、ツアー7勝の森田理香子は香妻琴乃らとともに通算2オーバー58位タイで予選落ち。今季1勝の藤田光里も通算4オーバー70位タイで今大会を終えている。
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1998年の第2回大会以降、大箱根カントリークラブで開催されている今大会は、今年で19回目を迎える。昨年は、森田理香子と上田桃子がデッドヒートを見せ、最終日最終ホールまで息のつけない優勝争いが展開され、3打差2位スタートの上田が逆転、2011年のミズノクラシック以来の優勝を遂げた。丘陵コース特有のうねりのあるフェアウェイを攻略し、「蓮の花」と呼ばれる17番ショートでどうスコアメイクできるかが勝負の鍵となるだろう。