「プラン通り」のプレーに徹した石川、「66」で来季シード確保&プレーオフシリーズ進出! タイガーは無念の10位タイ終戦
2012年5月21日(月)午後4:00
米男子ツアーのレギュラーシーズン今季最終戦、ウィンダムチャンピオンシップが現地時間23日、ノースカロライナ州のセッジフィールドCCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。47位タイから出た石川遼が「66」をマークし、通算9アンダー31位タイでプレーオフシリーズ出場圏内に滑り込んだ。
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同シリーズ進出へさらなる上位進出が必要な石川は、立ち上がりの3番パー3でティーショットをピンそば約3メートルに寄せてバーディとすると、5番パー5では2オンから5メートルを沈めてイーグル奪取。直後の6番ボギーで一歩後退したものの、2アンダーと着実にスコアを伸ばして前半を折り返す。
迎えた後半は11番でボギー先行という苦しい展開となったが、1オンに失敗した12番パー3を3打で切り抜けると、13番ではピンそばに寄せるナイスアプローチからバーディ。さらにその後の15番、17番でもスコアを伸ばし、1イーグル、4バーディ、2ボギーでのホールアウトとなった。この結果、フェデックスカップ・ポイントランキングでは124位に浮上。プレーオフシリーズ出場圏内(125位以内)に滑り込み、来季のシード権確保にも成功している。
「今日は落ち着いてやるしかないという感じで、特に変えたところはない。自分たちのプレーが出来るかどうかだと思ったので、プラン通りにやることだけに努めた」といつも通りのプレーを目指したという石川。ホールアウト直後は「自分としては10アンダーを目指していたので(プレーオフ出場圏に)届かなかったらサヨナラという感じ」と話していたが、ぎりぎりのところで来週のザ バークレイズ PLAY OFF第1戦への出場権を手にすることとなった。
一方、トップと2打差の2位タイから出たタイガー・ウッズ(米)はこの日スコアを伸ばせず、通算13アンダー10位タイで終戦。プレーオフシリーズ進出へ単独2位以上の結果が必要だったタイガーだが、前半をイーブンパーで終えると、迎えた11番パー4でグリーンまで5打を叩いてまさかのトリプルボギー。そこから3連続を含む4バーディで意地の追い上げを見せたが、目標には届かなかった。
通算17アンダーで今大会を制したのはデービス・ラブIII(米)。2イーグル、4バーディ、2ボギーの6アンダー64をマークし、4打差からの逆転優勝でツアー21勝目を飾った。前日首位のジェイソン・ゴア(米)が1打差の単独2位、さらに1打差の3位タイにチャール・シュワーツェル(南ア)ら3人が続いた。
そのほか、フェデックスランク149位からのプレーオフシリーズ進出を目指したマーティン・カイマー(独)は、この日4つ伸ばして通算12アンダー14位タイに入ったものの、同ランク125位以内には入れなかった。一方、元世界No.1のルーク・ドナルド(英)は通算10アンダー26位タイとなり、同ランク119位で同シリーズへの出場を決めている。また、パワーランク(優勝予想)1位のブラント・スネデカー(米)は通算7アンダー43位タイとなっている。
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