服部が宣言通りの5バーディ!前週の悔しさ晴らす逆転で3年ぶりのツアー5勝目
2012年7月24日(火)午前1:05
国内女子ツアーのCAT Ladiesが23日、神奈川県の大箱根カントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を終了。服部真夕が4アンダー69で回り、通算14アンダーまで伸ばして今季初勝利を挙げた。
トップと1打差の単独2位からスタートした服部は、立ち上がりの1番から連続バーディを奪うと、6番でもスコアを伸ばして単独首位でサンデーバックナインへ。後半に入っても13番から連続バーディを奪って後続との差を広げると、その後はボギーを16番の1つにとどめて勝負を決めた。
2日目を終えて「追いかける立場の方がいい」と話していた服部。「ティーショットさえまっすぐ行けば、バーディーチャンスにつけられる」との言葉通り、5バーディを奪い取った。前週のNEC軽井沢72ゴルフトーナメントでは最終日を単独首位で迎えながらも最終ラウンドでスコアを伸ばせず4位タイと悔しい結果に。2週連続となる最終日最終組だったが、今週は後続に4打差をつける圧勝で2012年以来となるツアー通算5勝目を挙げた。
通算10アンダーの2位タイには、ディフェンディング・チャンピオンの上田桃子、今季3勝のテレサ・ルー(台)、単独首位から出たペ・ヒキョン(韓)、金田久美子。5打差の8位タイから出た上田は6番までに3つスコアを伸ばしたものの、バックナインでは13番バーディのあと、ボギーを2つ喫して今季初勝利はまたもお預けとなった。
トップと5打差の6位タイには、第1ラウンドで連続ノーボギー記録(81ホール)を樹立した申ジエ(韓)と穴井詩、通算8アンダー8位タイには藤田幸希、山城奈々が入っている。3位タイからの巻き返しを狙った渡邉彩香は、1番をバーディとするも5番でボギーを叩くと、1アンダーで迎えた後半にも1ボギー、1ダブルボギーで3つスコアを落として失速。西山ゆかり、永峰咲希、吉田弓美子、鈴木愛と同じ通算7アンダー10位タイで大会を終えている。
CAT Ladies 最終日の模様をダイジェスト放送!
1998年の第2回大会以降、大箱根カントリークラブで開催されている今大会は、今年で19回目を迎える。昨年は、森田理香子と上田桃子がデッドヒートを見せ、最終日最終ホールまで息のつけない優勝争いが展開され、3打差2位スタートの上田が逆転、2011年のミズノクラシック以来の優勝を遂げた。丘陵コース特有のうねりのあるフェアウェイを攻略し、「蓮の花」と呼ばれる17番ショートでどうスコアメイクできるかが勝負の鍵となるだろう。