スペシャル対談 Ryuji Imada × Mika Miyazato「共にプロ生活をアメリカでスタートした二人」
2015年8月12日(水)午後6:44
14歳で単身渡米、アメリカの下部ツアーを経て、2008年の「AT&Tクラシック」で 日本人として3人目となるPGAツアー優勝を成し遂げた今田竜二。
高校を卒業後の2008年に渡米し米ツアー予選会を突破してプロ転向した宮里美香。
アメリカへの強い想いを持つ二人の対談が実現した。
今までは接点がなく、あまり話したことは無かったという二人。
お互いの第一印象を聞くと、
今田「初めて会ったのはソニーオープンの練習日。当日、アマチュアで活躍している選手だっていうのは知ってた。私もアメリカへ行きたいんですと言われたのを覚えている」
宮里「ずっとテレビで見ている存在だった。初めて会った時は本当に嬉しかった。」
共にアメリカ挑戦を選択した二人だが、その理由はそれぞれ異なるものだった。
今田「PGAツアーは子供の頃からの夢だった。7?8歳の時からマスターズに憧れて朝5時に起きてTVを見ていた。」
留学を経て、アメリカでプロになったと選手という印象が強い今田だが、実は日本でもQTを受けてツアー出場の資格を得ている。
当時、日本のツアーとアメリカの下部ツアー、両方の出場権があった今田はそれぞれの試合に出場したが、掛け持ちは無理だなと思いアメリカを選んだという。
「自分の目標だったから下部ツアーでも苦じゃなかった。ここしかないって思っていた。」とPGAツアーへの強い憧れが人生の岐路を後押しした今田に対して、宮里を奮い立たせたのはライバルの存在だった。
宮里「私の場合は日本でやりたいと思っていたんですが、良きライバルで友人でもあるヤニ・ツェンの影響を受けてアメリカ行きを決意しました。ジュニアの頃から一緒に戦っていた選手がメジャーで勝って、私も!って思うようになったんです。」
男女の違いはあれど共に厳しい環境に身を置き、アメリカという世界トップレベルの舞台で戦う二人。
最後に今田から宮里へエールが。
今田「正直、今日話しを聞くまで美香ちゃんがシード落ちしたのを知らなかった。アメリカでも優勝してるし、日本に帰っても勝つすごい選手っていう印象だった。自分と同じようにアメリカでプロ生活を始めた選手だから頑張って欲しい。日本の選手に負けて欲しくないと思う。今のLPGAは日本人選手も多いけど、日本の中でトップになると、世界のトップ選手になれると思う。今年辛い経験をしてるからこそ、来年の糧にして欲しい。ここで頑張らないとずるずると行ってしまうと思うから最後までガムシャラにやる気持ちで。」
アメリカでの喜び、苦労、様々な経験をしてきた今田だからこそ伝えられる言葉だった。
2014-2015シーズンはPGAツアーのシード権がない今田。
来年の目標を聞くと・・・
「自分は大きな目標を立てるのが苦手。自分がやらないといけないことはわかってるし、目標はあえて言うものでもない。現時点では年明けのソニーオープンに出場して良い成績を残せれば新たな道が開ける。それをきっかけにPGAツアーに戻りたい。」
多くは語らないが、そう語った今田の目の奥には強い意志を感じた。
逃げることなく常に厳しい環境に身を置き、ゴルフに貪欲な姿勢
いつまでも今田竜二らしく・・・
対談の模様は2月放送の「The Way You Are 素顔の宮里美香?ミカ×今田竜二 豪華対談」でたっぷりとお送りします。ぜひお楽しみに。