海外女子

日本勢、アジアシリーズ出場へ正念場　横峯は前回王者とティーオフ決定

2015年7月15日（水）午後8:53

　米女子ツアーのヨコハマタイヤLPGAクラシックが現地時間27日、アラバマ州のRTJゴルフトレイル・キャピトル・ヒル・セネターCを舞台に開幕。日本勢が上位進出を目指す。

　今大会に日本勢は、米ツアー常駐組の宮里藍、横峯さくら、上原彩子、野村敏京、有村智恵に加え、国内女子ツアーで戦う藤本麻子が主催者推薦で参戦。国内ツアー通算1勝を誇る藤本は、今季もトップ10に6度入るなど賞金ランキング18位。アメリカの地でどのようなプレーを見せるのか注目だ。また、米ツアー常駐組のなかでも現在賞金ランキング78位の藍、同85位の上原にとっては出場人数が限られるアジアシリーズ進出に向けて正念場となる。

　その日本勢の前に立ちはだかるのは、ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.3のステイシー・ルイス（米）。前週のカナディアン・パシフィック女子オープンではプレーオフの末に、リディア・コ（ニュージーランド）に敗れて今季初勝利を逃した。そのコや同ランクNo.1のインビー・パーク（韓）が今大会は不在なだけに、リベンジにかける思いは強いはずだ。

　また、ディフェンディング・チャンピオンのM.J.ハー（韓）も連覇を狙うほか、ロレックスランキング8位のレクシー・トンプソン（米）にとってこの大会は2011年に当時史上最年少優勝となる16歳7か月8日でトロフィを掲げた思い出の場所。5年ぶりの戴冠を視界に捉えている。

　崖っぷちの藍は、アメリカのライアン・オトゥール、朴ヒーヨン（韓）と10番からティーオフ。野村がシェラ・チョイ（韓）、カリーン・イシャー（仏）と回り、有村はアシュリー・サイモン（南ア）、パク・ジュヨン（韓）とペアリング。上原はジュリア・セルガス（伊）、フォン・シミン（中）、藤本がジョアンナ・クラッテン（仏）、サラ・ジェーン・スミス（豪）とのプレーとなり、現在賞金ランキング44位の横峯は、ディフェンディング・チャンピオンのハー、スウェーデンのパーニラ・リンドベルグとラウンドすることが決定した。

　さらに、9月18日に開幕するソルハイムカップ（ドイツ／ザンクト・レオン＝ロートGC）の米国チームにキャプテンピックによって選ばれたポーラー・クリーマーとブリタニー・ラングにも注目が集まる。9月10日に開幕する今季メジャー最終戦、エビアン選手権（フランス／エビアン・リゾートGC）の前哨戦となる今大会。今季最後のビッグタイトルに向けて弾みをつけるのは誰になるだろうか。