まだまだ復調は遠い? 全英OPに意気込むタイガーを解説陣がバッサリ
2015年7月17日(金)午後6:13
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スランプ脱出を期して臨んだザ・グリーンブライヤー クラシック。その最終日で約2年ぶりにノーボギーのラウンドを見せたタイガー・ウッズは、通算7アンダーというこれまた約2年ぶりの好スコアで4日間を終了。32位タイという結果以上に、そのプレー内容から復活の兆しを感じさせた。
大会初日に今季自己ベストの「66」をマークしたタイガー。そこから2日目、3日目と順位を落としたものの、「67」で締めた最終日はパットさえ入れば優勝争いも可能だったと言えるほどショットは好調だった。
競技後、復調の兆しは「もちろん」見えていると話しながら「とても良い一週間だった。良いプレーもできたし、来週も全英に向けて調整を続け、準備しようと思う」と語る姿からは復調への確かな自信も感じられたが、間近に迫る全英オープンゴルフ選手権(16?19日/スコットランド、セントアンドリュース・オールドコース)でのタイガーの活躍について米国Golf Channel解説者の2人は懐疑的なようだ
そのうちの1人であるアーロン・オバーホルザーは「タイガーは確実に進歩しています。日を増すごとに良くなっています。ラウンド中にスイングを調整できるようになりました。全盛期の頃も同じように調整していたので、そこがプラスだと思います」とそのパフォーマンスを評価する一方、全英で勝つ可能性があるかを問われると「そうは思いません。正直に言ってトップ争い出来るかも分かりません」とバッサリ。
ジム・ギャラガーJr.も「セントアンドリュースでは右方向へのミスは許されません。最近のタイガーはよく右に外していますが、簡単に直せる方法はありません。まだ少し時間が必要なのではないでしょうか」とコースとの相性も分析したうえで、優勝は厳しいという見方を示している。
「もし全英で最初の2日間を60台で回れれば、期待してもいいでしょう。そこで初めて、他の大会でもタイガーを優勝候補に挙げられるようになります」と話すオバーホルザーの鼻を明かすことが出来るのか、全英オープンに向けたタイガーの戦いはすでに始まっている。
7月6日放送 ゴルフセントラルより
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「ザ・グリーンブライアー クラシック」最終日は本日6日(月)午後11:00?ダイジェスト放送!
ビュイックオープンが前身、2010年から同大会名となった。開催コース「ジ・オ?ルドホワイト」は26名の歴代米大統領も滞在している全米有数のリゾートだ。3日目は米国の独立記念日となるため、大きな盛り上がりをみせるだろう。昨年大会では、最終日2打差でスタートしたアルゼンチンのアンヘル・カブレラが「64」と爆発し優勝。メジャー2勝を挙げているビッグネームは、意外にもPGAツアー初タイトルだった。
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