I.パーク、朴セリ、チョン・インジ… 全米女子OPに見る韓国勢の躍進
2015年8月9日(日)午後0:55
米女子ツアーの今季メジャー第3戦、全米女子オープンゴルフ選手権 conducted by the USGAが現地時間12日に閉幕。エイミー・ヤン、ステイシー・ルイス、インビー・パークらとの激しい優勝争いを制したのは、韓国の20歳チョン・インジだ。
大会最終日、トップのヤンと4打差から出たチョンは後半15番のバーディで単独トップに浮上。そこから一時は後続を3打差と突き放したが、16番でイーグルをマークしたヤンに1打差まで迫られる。すると、直後の17番は両者バーディと意地を見せ合うも、最終18番でチョンが痛恨のボギー。これでヤンと通算8アンダーで並んだものの、そのヤンが18番でパーパットを外したことで、大会初出場のチョンに優勝が転がり込んだ。
韓国ツアーですでに8勝を挙げているチョンだが、米女子ツアーではこれが初白星。ツアー8戦目にしてメジャー初勝利を挙げ、同胞の先輩であるパーク(2008年大会/19歳11か月)、朴セリ(1986年大会/20歳9か月)に次ぐ大会史上3番目に若いチャンピオン(20歳/11か月)となった。ちなみにその次に若いのは同じく韓国のリュウ・ソヨン(2011年大会/21歳)だ。また全米女子オープンでは、今大会を含める過去9大会中6大会で韓国人選手が優勝。今大会に限らずだが、若手の躍進が続く韓国勢の勢いはまだまだ止まりそうにない。
競技後、「15番でバーディを決めた時、トップに立ったことをまだ知らなかった。その時は次のホールのことしか頭になかった」とプレー時の集中力の高さを窺わせたチョン。逆転優勝を許したヤンは「望んだ結果にはならなかったが、この経験を生かしてもっと進歩していけたらと思う」と成長への意気込みを示し、3位タイとなったパークは「パッティングが不調だった。もっと練習しないといけない」と反省を口にした。今大会では大山志保の5位タイが日本勢最高となったが、勤勉さでは負けない日本人選手の今後の活躍に期待したい。
7月13日放送 ゴルフセントラルより
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「全米女子オープンゴルフ選手権 conducted by the USGA」最終ラウンドは本日13日(月)午後7時?再放送!
女子メジャー第3戦。今年の開催地ランカスターCCは、1900年に設立されたペンシルバニア州随一のプライベートクラブだ。混戦の昨年大会を制したのは、かつて天才少女と呼ばれたミシェル・ウィーだった。24歳にして11回目の出場を誇るヤングベテランは、首位タイで最終日を迎えると、安定したプレーを続けバックナインへ。16番でダブルボギーを喫するも、続く17番で値千金のバーディーを奪い、2打差で待望のメジャー初優勝を飾った。日本人選手は横峯さくらが7位T、森田理香子が35位、成田美寿々が55位、アマチュアの橋本千里が68位でフィニッシュしている。日本勢悲願のタイトルへ向け、今年もなでしこ達が世界に挑戦する。
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