14日に閉幕した国内女子ツアー サントリーレディスオープンゴルフトーナメント を終えて、米女子ツアー今季メジャー第4戦 全英リコー女子オープン（現地時間7月30日?8月2日／スコットランド、トランプ・ターンベリー・リゾート）有資格者が決定。すでに出場権を獲得している選手を除くランキング5名に出場権を与えられる。なお、エントリー締め切りの6月30日までに辞退を表明すれば、ランキング順に出場資格が繰り下がる。

既に出場権を獲得している3選手。

アン・ソンジュ（韓国）：2014年大会15位以内
申ジエ（韓国）：2008年、2012年「全英リコー女子オープン」優勝者
テレサ・ルー（台湾）：2014年「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」優勝者

「サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」で優勝した成田美寿々が自力で5位圏内に滑り込んだ。現時点では有資格者を除く6位の申ジエまでに出場資格が与えられる。成田を含め、イ・ボミ、菊池絵理香、上田桃子ら4名が新たに出場資格を獲得した

【賞金ランキング上位5名に入り全英行きの資格を手にしたが・・・（写真提供：Getty Images）】

※JLPGA賞金ランキング上位5人の繰り下がり対象となる有資格者のカテゴリーは以下の通り

・201４年大会15位タイまでの選手
・エントリー締め切り時点（6/30)のロレックスランキング上位10人のLET選手
・エントリー締め切り時点（6/30）のロレックスランキング上位30人のLPGA選手
・2014年JLPAGツアーチャンピオンシップリコーカップ優勝者

尚、申は別カテゴリー（2005年?2014年までの歴代優勝者）で資格を有しているが、国内女子ツアー賞金ランキング上位5名の繰り下がり対象とはならない。

【国内女子ツアー賞金ランキング】
（サントリーレディスオープン終了時点）

1位　イ・ボミ（韓）
2位　テレサ・ルー（台）
3位　菊地絵理香
4位　上田桃子
5位　成田美寿々
6位　申ジエ（韓）
7位　笠りつ子
8位　飯島茜
9位　藤田光里
10位 渡邉彩香

【今年はどこまで出場資格が繰り下がるか？（写真提供：Getty Images）】

全英リコー女子オープンについて各選手の反応は様々。全英開催週には『大東建託・いい部屋ネットレディス（山梨県鳴沢ゴルフ倶楽部）』が開催予定で、前後の週にも国内ツアーが毎週開催される。英国開催ということで移動距離も長くコンディション調整の面から国内ツアーに専念するため出場を辞退する選手も。また、賞金女王を狙うという理由から現在賞金ランクトップを走るイ・ボミ（韓国）、同4位の上田桃子らは辞退する可能性もある。

また、イは昨年も同1位で出場資格を獲得しながら辞退。繰り下がりで同6位の渡邉彩香が初出場した。

今年は誰が全英リコー女子オープン行きに名乗りを挙げるのか、今後の動向に注目が集まる。

イ・ボミ、菊地絵理香、笠は出場となれば全英初挑戦。上田は2013年以来8度目、成田美寿々は2年連続2度目の全英出場となる。

【毎年多くの日本人選手が挑戦する全英リコー女子オープン（写真提供：Getty Images）】

来年のリオ五輪ではゴルフが正式種目となり、2016年には東京五輪もある。

世界に通用するプレーヤーを輩出したいという日本ツアーだが、メジャーより国内ツアーを優先するという現実も。世界各国のプレーヤーにとっては誰もが憧れるメジャーの舞台。

より多くの日本人プレーヤーにその地へ挑戦してもらいたい。

尚、明日6/15（月）に兵庫県の有馬ロイヤルゴルフクラブで開催される「全米女子オープン最終予選会」が開催されるが賞金ランキング上位者では菊地絵理香しかエントリーしていない。その他、穴井詩、森田理香子、一ノ瀬優希、鈴木愛、原江里菜、木戸愛、堀琴音、堀奈津佳らが出場予定。出場権をかけて一日36ホールの戦いに挑む。

ゴルフネットワークでは「全米女子オープン」、「全英リコー女子オープン」の海外女子メジャー2戦を今年も全ラウンド生中継。女子メジャーの熱戦を4日間に渡りLIVEでたっぷりとお届けします。

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