世界女王の進化は止まらない 生涯グランドスラムを見据えるI.パークのスイングを分析
2015年11月6日(金)午後5:20
世界ランクNo.1のインビー・パークは、トップと3打差で全英リコー女子オープンゴルフ選手権の最終日を迎える。
腰の問題から火曜のプロアマを欠場した世界女王は、コンディションが万全でない中でもメジャー7勝目、そしてキャリアグランドスラムを見据えて優勝を争っている。その強さを支えている物は一体何なのか。2008年全米女子オープンでの初優勝から世界ランキングNo.1に上り詰めたパークのプレーを米国ゴルフチャンネル解説者のカレン・スタップルスが分析した。
カレン・スタップルス
「パークはこれまで何度かスイングの改造を行っており、これにより平均スコアとパーオン率が向上しています。パッティングの名手というイメージが強いのですが、実は年々ショットも良くなっています」
「過去のスイングと比較してみますが、左は2008年の全米女子オープンを優勝した時のスイングで、テイクバックはフェイスを開きながら引いています。右の最近のパークを見ると、ターゲット方向に沿って真っすぐに引いているのが分かります。トップまでの動きを比べると、昔は両肩を回転させていたんですが、最近はそのまま腕だけでトップの位置に持っていっています。一般的なスイングとは言えませんが本人はしっかり意味を持ってやっています」
「このようなトップからだとダウンスイングでクラブを正しい角度でインパクトに持っていくことが出来ます。以前はプレーンの下から降ろしており、タイミングを合わせるのに苦労していたかと思われますが、最近のスイングだと安定感が増しています。これらのスイング改造のおかげでパーオン率も上がったのでしょう」
2008年には60%台前半でツアー105位だったパーオン率も、今では75.4%で4位に浮上。世界No.1の座は巧みなパッティングと絶えず磨いてきたショット力の賜物だ。毎年進化を続ける女王は、全英女子オープンの最終日にどんなプレーを見せてくれるだろうか。
8月2日放送 ゴルフセントラルより
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