海外女子

【みんなのパワーランキング】さくら、美香が帰国参戦！　昨季覇者・申ジエと最注目組でのラウンドに

2015年9月12日（土）午後4:07

　国内女子ツアーのマンシングウェアレディース東海クラシックが18日、愛知県の新南愛知カントリークラブ美浜コースを舞台に開幕。前週に米ツアーのジ･エビアンチャンピオンシップを戦った横峯さくらが帰国参戦し、申ジエ（韓）からのタイトル奪還を目指す。

　昨季同様、米ツアーのメジャー最終戦を終えた直後の出場となる横峯。今季から本格参戦の米ツアーでは、前週まで9試合連続で予選通過を続け、最新の賞金ランキングでも49位につけるなど健闘を見せている。エビアン選手権では無念の予選落ちを喫したものの、2009年、2013年と2勝を挙げた相性の良い今大会で復調といきたいところ。昨年11月の大王製紙エリエールレディスオープン以来となる勝利で今季初白星を飾れるか。

　横峯の他にも海外組からは宮里美香が今大会に出場。現在米ツアー賞金ランクで横峯を上回る25位につけ、ジ･エビアンチャンピオンシップでは最終日の「68」で34位タイに浮上して好感触で4日間を終えた。国内参戦は約4か月ぶりとなるが、間近に迫る米ツアーのアジアシリーズに向けて勢いをつけたい。初日は横峯、昨季覇者・申との最注目組で回ることとなっている。

　また、賞金ランクトップを独走するイ・ボミ（韓）、同2位のテレサ・ルー（台）も出場。ルーは先週の「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」に続く連勝を狙う。昨年は美香らと米ツアーを回った上田桃子も、ルーに惜しくも敗れた前週の借りを返したい。

　このほか、渡邉彩香、鈴木愛、大山志保らも今大会に出場。スポンサーのマンシングウェアと契約する大江香織、斉藤愛璃、全美貞（韓）らの活躍にも期待がかかる。

「マンシングウェアレディース東海クラシック」注目選手！

◆横峯さくら(29歳)
今年は米ツアーを主戦場に戦っており、今季国内戦は約4ヶ月ぶりの参戦。米ツアーでは、最新の賞金ランキング49位で来季シード権圏内に入っている。今大会は09年、13年と2勝しているほか、10年4位、11年3位。さらに昨年は6位に入っており、コースとの相性は抜群。2年ぶりVを目指す。

◆申ジエ(27歳)
今季ここまで2勝を挙げ、賞金ランキングは4位。ほかの部門別ランキングでも好結果を残しており、すべてに10位以内と上位をキープしている。今大会は13年に8位入りし、昨年は優勝している。直近の5試合の成績は4試合でベスト10入りを果たしており好調を維持している。大会前年覇者として連覇を狙う。

◆イ・ボミ(27歳)
3週連続優勝のかかった前週の日本女子プロ選手権では4位に終わったが、今季4勝は今季ここまでの最多タイ。依然として賞金ランキング及びメルセデス・ランキングでトップを走っている。ほかにも平均パット数部門で1位、平均ストロークなど3部門で2位と好調。今大会は13年に8位に入っているが、今年は頂点奪取に挑む。

◆成田美寿々(22歳)
今季は前週まで19試合に出場し2勝を挙げている。賞金ランキングは9位。ほかの部門ではイーグル数は1位、平均バーディー数は5位と上位。2週前のゴルフ5レディスは最終日に65をマークし、トップに並んだものの悔しいプレーオフ負け。昨年の今大会は初日2位も最終順位は10位。持ち前の爆発力で雪辱を期す。

◆テレサ･ルー(27歳)
前週の日本女子プロ選手権でのVで今季4勝目を挙げ、賞金ランキングは2位。この優勝を含め、直近の4試合で2勝をマークしており優勝争いの常連といえる。今季ここまで18試合に参戦も予選落ちなし。各部門別ランキングでも平均ストローク、パーオン率、パーセーブ率、平均バーディー数が1位。絶好調ゴルフで2週連続優勝に挑む。

◆渡邉彩香(21歳)
今季23試合に出場。現在の賞金ランキングは6位。開幕から5戦目のヤマハレディースで優勝を飾って以降はV争いから遠ざかっていたが、直近の5試合すべてに、2位2回を含むベスト10入りを果たしており、調子が上向いている。舞台は“バーディーが量産される"といわれており、持ち前のロングドライブでVに挑む。

◆宮里美香(25歳)
米女子ツアーを主戦場にしており、今年5月以来、約4ヶ月ぶりの国内戦参戦。最新の米ツアー賞金ランキングは25位。部門別ランキングでは平均パットとフェアウエーキープ率がともに2位と高位。前週のエビアン選手権では最終日に、今大会へ弾みのつく68をマーク、2年ぶり出場での活躍が期待される。