3打差上田、1番からスコアを伸ばして「ストップ・ボミ」なるか イ・ボミが2週連続完全優勝に王手
2015年2月7日(土)午後4:14
国内女子ツアーのゴルフ5レディス プロゴルフトーナメントが5日、岐阜県のみずなみカントリー倶楽部を舞台に第2ラウンドの競技を終了。単独首位から出たイ・ボミ(韓)が4アンダー68で回り、通算9アンダーで2週連続優勝に王手をかけた。
イ・ボミは2番からの4ホールで3つのバーディを奪ったものの、6番、8番でボギーを叩くなど前半を2アンダーで折り返し。それでも、後半最初の10番からの4ホールで3つスコアを伸ばすと、バックナインではボギーを16番の1つに抑えて、7バーディ、3ボギーでホールアウト。これで、前週の初日から5ラウンド連続でリーダーボードのトップに立っており、この勢いのまま今季4勝目を手にすることはできるだろうか。
トップと2打差の2位タイには若林舞衣子と井芹美保子。通算6アンダー4位タイには、今季初勝利を狙う上田桃子、ともにツアー1勝の藤田光里と菊地絵理香、そして6アンダー「66」でラウンドした三塚優子が並んでいる。
最初の5ホールで4つのバーディを奪った上田は、6番でボギーを叩くも8番からは連続バーディをマークし、前半を終えて5アンダー。後半は10番からをバーディ、ボギーとした後はスコアカード通りのプレーとなったが、7バーディ、2ボギーと大きくスコアを伸ばした。
今季は「10勝宣言」をしながらもあと一歩のところで優勝に手の届かない苦しいシーズンを送っているが、最終日は最終組の1つ前。本人も「プレッシャーをかけないといけない。このままでは終わらせられない」と話す通り、前半からスコアを伸ばしてプレッシャーを与え続ければ「ストップ・ボミ」の可能性もある。この日もバーディを奪った1番ホールで勢いに乗ることができるだろうか。
アマチュアの稲見萌寧(日本ウェルネス高1年)は5バーディ、1ボギーの4アンダー68で通算5アンダー8位タイとなっている。ホステスプロの穴井詩は通算4アンダーで、今季3勝のテレサ・ルー(台)、成田美寿々、松森彩香らと並び10位タイ。初日52位タイと出遅れていた大山志保は2アンダー70とスコアを伸ばし、通算イーブンパー37位タイに順位を上げている。
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今年も、昨年と同じく岐阜県のみずなみカントリー倶楽部を舞台に開催される今大会。昨年は初日から首位を快走してきた大山志保が、最終日に後続と6打差をつけて独走かと思われたが、成田美寿々の猛追を仕掛ける。しかし、前日までの差を埋めることができずに大山志保が完全優勝を果たした。ディフェンディングチャンピオンと臨む大山は、7月の全米女子オープンで5位タイに入る活躍を見せただけに、連覇への期待も大きく、注目したいところ。ゴルフネットワークでは、今大会を「とことん1番ホール生中継」でお伝えする。