国内女子ツアー第5戦「ヤマハレディースオープン葛城」2日目、晴天に恵まれた初日とは打って変わって、雨が降る厳しいコンディションとなった。

多くの選手がスコアメイクに苦しむ中、初日1オーバーの25位タイからスタートしたアン ソンジュが8番パー4でイーグルを奪うなどコースレコードの「64」をマーク。圧巻のゴルフでリーダーボードを駆け上がり、通算8アンダーの単独首位へと浮上した。

国内ゴルフ応援宣言！「ぎゅっと週刊国内ツアー」4/3（月）放送回はヤマハレディース葛城を特集

初日トップタイの申 ジエは「78」とスコアを崩し15位タイへ、渡邉 彩香はイーブンパーと我慢のゴルフで首位と3打差の単独2位で2日目を終えた。

アン ソンジュと共にスコアを伸ばしたのは同組の有村智恵。6バーディ、4ボギーの「70」でプレー。午後組ではアン ソンジュに次いで良いスコアとなった。

1番ホールからスタートした有村は、前半の4番から3連続バーディを奪いスコアを伸ばす。雨脚が強くなった後半はボギーが多くなるも、16番と最終18番のパー5でバーディを奪い粘りを見せた。

通算2オーバーの15位タイで決勝ラウンドを迎える有村。

今季から国内ツアーへ復帰したが、開幕戦は43位、2戦目は予選落ち、3戦目は57位とここまで3試合に出場して上位フィニッシュはない。

用具契約を一新するなど心機一転を図る2017シーズン。大会ホステスプロとして出場する今大会では結果が欲しいところだ。

ツアーの中でも距離が長く、難コースとして知られる「葛城ゴルフ倶楽部」。天気が良かった初日でさえ、全体の平均スコアは76.0000（+4.0000）とその難しさが伺える。

一方で、スタートの早い午前組でスコアを伸ばした選手がいたため、雨が降った2日目の平均スコアは74.7966（+2.7966）と初日と比べると良い結果に。

午前スタートの高橋恵は初日「81」から一転、2日目は「69」をマーク。その差は実に12打。103位から50位へと大きく順位を上げ予選突破を果たした。

4日間競技のため、残り36ホールある今大会。週末の天候次第では優勝争いはまだまだわからない。

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（写真：Getty Images）

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