「ボールを打ち始めて約2週間…」 R.マキロイ復活のカギを握るクラブとは
2015年8月15日(土)午後0:11
米男子ツアーの今季メジャー最終戦、全米プロゴルフ選手権。
左足じん帯断裂で戦線を離れていた世界王者ローリー・マキロイが、同大会でついにツアーに帰ってくる。怪我の影響、ライバルとの直接対決、大会連覇の行方など、今週のマキロイからは一瞬たりとも目が離せないが、最も気になるのは現在の彼のコンディションだ。
(写真提供:Getty Images)
これについてマキロイ自身は「調子は良い。最初の2週間は少し違和感があるのを覚悟していたが、ボールを打ち始めたのがたしか7月28日で、もう2週間近くは経つし、良い感触がある」とコメントしており、先週末からコースの感触を確かめる姿からもプレーに大きな問題のない様子が見てとれる。「ショートゲームが少し不安だったが、チップショットやパットは怪我を負った時からギブスをはめて練習していたので衰えてはいない。全てが良い感じ」という言葉からはプレーへの確かな自信を感じさせた。
怪我の影響が全く無いか否かは大会が始まってみなければ当然分からないが、注目の復帰初日は世界No.1の座を争うライバル、ジョーダン・スピースと同組で回る。ここでどういったプレーをするかが今大会の大きなポイントといえるが、米国Golf Channel解説陣は特にマキロイのドライバーショットに注目しているようだ。
マーク・ロルフィング
「マキロイのゴルフは今までもこれからもドライバーショット次第。彼にとってのドライバーはそのホールでのプレーのムードを作るものであり、自信を与えてくれるものなのです。マキロイは強く打てば打つほど、より真っすぐに飛びます。彼が100%の状態かはすぐ分かるでしょう」
ブランデル・シャンブリー
「2010年のマスターズ以降のメジャーで、マキロイがドライビング・ディスタンスでトップだったのは3回だけ。そのいずれも優勝しているので、やはりドライバー次第でしょう」
過去2勝を誇る大会で華々しく復帰を飾れるか。「競い合った末に優勝することで、世界一の座を保つ」と今週の目標を話すマキロイだが、そのカギはドライバーにあるのかもしれない。
「全米プロゴルフ選手権」は全ラウンド生中継!
今季メジャー最終戦。プロのみが出場出来る、プロNo.1決定戦だ。今年のホストは、2010年の開催地ウィッスリング ストレイツ。「数える人によって数が変わる」とも言われるほどの大量のバンカー群は、通常プレーに影響するバンカーはそれほど多くないが、プレーヤーに与えるプレッシャーは大きいはず。ミシガン湖に併設されたリンクススタイルコースを制するのは、PGAツアーメンバーか、それとも欧州ツアー勢優位か。
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