イ・ボミ、「67」で単独首位発進! 悲願の賞金女王に加え、史上最高賞金額、そして2億円突破への期待かかる
2015年8月22日(土)午前10:52
国内女子ツアーのゴルフ5レディス プロゴルフトーナメントが4日、岐阜県のみずなみカントリー倶楽部を舞台に開幕し、第1ラウンドの競技を終了。イ・ボミ(韓)が5アンダー67をマークし、単独首位で初日のラウンドを終えた。
アウトスタートのイ・ボミは2番で幸先よくバーディをマークすると、4番、9番でもスコアを伸ばし前半を3アンダーで折り返す。バックナインに入っても、10番、14番でバーディを積み重ねていくと、17番でこの日唯一のボギーを喫したが、最終18番はバーディで締めて、6バーディ、1ボギーでホールアウトとなった。
みずなみカントリー倶楽部をプレーするのは今週が初めてのイ・ボミ。前週のニトリレディスゴルフトーナメントでプレーした小樽CCはグリーンが14フィートと女子では類を見ない速さで「先週の速さの感覚が残っているので、打ちきれない」と話し「(ホールによって)距離も色々あるし、狭いホールもある」と警戒を強めていたが、そこはツアー屈指の適応力を見せつける結果となった。
悲願の賞金女王に向けては後続に5,000万円差以上をつける独走状態で、すでに片手をかけている。そうなると目標は2009年に横峯さくらが樹立したツアー最高賞金額(1億7,501万6,384円)の更新と前人未到となる2億円の突破だ。ツアーは今週を入れて残り13戦だが、大台までは残り6,330万7,934円。平均すると500万円弱なため、コンスタントに上位に入り、優勝を積み重ねる必要があるが、今季の圧倒的な戦績を見る限りでは不可能ではないはず。そのためにも、まずは自身初となる2週連続優勝を今週に達成したいところだ。
4アンダー68の2位タイには、ツアー1勝の菊地絵理香と2012年以来の優勝を狙う若林舞衣子が並んだ。3アンダー69の4位タイには藤田光里、松森彩香、酒井美紀、堀琴音、前田陽子など10人がつけた。2アンダー70の13位タイには、今季4勝目を狙う賞金ランキング2位のテレサ・ルー(台)、ホステスプロの穴井詩、表純子らが入っている。
今季初勝利を目指す上田桃子は、香妻琴乃、服部真夕、アマチュアの稲見萌寧(日本ウェルネス高1年)らと同じ20位タイ発進。前日のプロアマ戦を背中の痛みから途中棄権したディフェンディング・チャンピオンの大山志保は、怪我の影響からかバーディは3番の1つだけと精彩を欠き、1バーディ、3ボギーの2オーバーで52位タイと出遅れている。
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今年も、昨年と同じく岐阜県のみずなみカントリー倶楽部を舞台に開催される今大会。昨年は初日から首位を快走してきた大山志保が、最終日に後続と6打差をつけて独走かと思われたが、成田美寿々の猛追を仕掛ける。しかし、前日までの差を埋めることができずに大山志保が完全優勝を果たした。ディフェンディングチャンピオンと臨む大山は、7月の全米女子オープンで5位タイに入る活躍を見せただけに、連覇への期待も大きく、注目したいところ。ゴルフネットワークでは、今大会を「とことん1番ホール生中継」でお伝えする。