5年前のリベンジへ D.ジョンソンがメジャー初制覇へ「自分のベストを」
2015年8月16日(日)午前11:42
ウィスコンシン州のウィッスリング ストレイツの全米プロゴルフ選手権が13日に開幕。午後には強風がコースを襲い午後スタートの選手が苦戦するなか現地時間午前8時5分にティーオフしたダスティン・ジョンソンが6アンダー66で単独首位に立った。
ジェイソン・デイ、リッキー・ファウラーと10番から出たジョンソンは、立ち上がりから連続バーディをマーク、さらに圧巻だったのは16番パー5。2オンに成功すると9メートル弱のイーグルパットを沈めた。後半でも2つスコアを伸ばし、2010年大会で最終ホールに2打罰を受けてプレーオフ進出を逃したリベンジに向けて最高のスタートを切った。
(メジャーでトップに立つことと、追いかける立場になることの違いは?)
「自分にとってはどちらの立場でも変わらない。トップの方がスコアを縮めることに気を取られる必要はないが、最終的には自分のゴルフに徹するだけだ。特にメジャーではどんな順位にいようが、自分のベストを出さなければならない。メジャーで無理に攻めると大叩きにつがなることがある。今日は我慢強くプレーできたし、状況に応じたショットも打てた。ショットが好調だったのでとても満足している」
(リードするのと、追う立場ではどちらの方がメンタル面で難しい?)
「メジャーで1打差しかなければ、トップも2位もあまり変わらないと思う。もし5打差ほどついていれば、断然トップにいる方がいい。自分の場合は最終日の後半に優勝を狙えるかだけだ」
(過去のメジャー5大会をみると、最初の2日間でスコアを伸ばし、最後の2日間でスコアを落としている。その経験から決勝ラウンドのプレーを変えるか?)
「少しだけ訂正したい。全米オープンでは週末でも良いプレーが出来た。マスターズでも同じだ。全英オープンの決勝ラウンドはいまひとつだったが、あの大会はリードしていたものの初めから良いプレーをしていた訳ではない。スイングに納得がいかず、ショットも思い通りではなかった。思うようなゴルフができていなかったが、今は全米オープンの時のようなボールコントロールができている。今の調子には満足しているが、まだ1ラウンドしかプレーしていないし、この先どうなるかは分からない」
この日のスタッツをみると、得意の飛距離で309.5ヤードをマークし、パーオン率も83.3%を記録。本人も話していたように、思い通りにボールをコントロールしていたことが数字からも見て取れる。今大会は2009年からの5大会でトップ10が3回と届きそうで届かなかったメジャータイトル。果たして今回は手にすることができるだろうか。
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今季メジャー最終戦。プロのみが出場出来る、プロNo.1決定戦だ。今年のホストは、2010年の開催地ウィッスリング ストレイツ。「数える人によって数が変わる」とも言われるほどの大量のバンカー群は、通常プレーに影響するバンカーはそれほど多くないが、プレーヤーに与えるプレッシャーは大きいはず。ミシガン湖に併設されたリンクススタイルコースを制するのは、PGAツアーメンバーか、それとも欧州ツアー勢優位か。
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