「苦手」な初日で好スタートの鈴木愛 1年ぶりの優勝に向けて「明日は3アンダーでいけばいいかな」
2015年12月27日(日)午前11:15
国内女子ツアーのCAT Ladiesが21日、神奈川県の大箱根カントリークラブを舞台に開幕し第1ラウンドの競技を終了。鈴木愛、鬼澤信子、三塚優子、服部真夕が7アンダー66で回り、リーダーボードのトップに立った。
鈴木はスタートの1番から3連続バーディを奪うと、7番、9番でもスコアを伸ばして前半5アンダーで折り返す。バックナインでは、バーディは2つにとどまったものの、18ホールを通じてノーボギーにまとめてた。
本人は「初日が苦手」と話すが、これでmeiji カップ(3位タイ)、NEC軽井沢72ゴルフトーナメント(単独2位)に続き3週連続で第1ラウンドで好スタートを切った。その秘訣は「朝に腹筋などのトレーニングを行うこと」と話し、この日もスタートの40分ほど前から体を動かしたところ好スコアにつながったようだ。昨年の日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯以来となるツアー2勝目に向けて最高のスタートとなったが「明日は3アンダー以上でいけばいいかな」と気負いせずプレーすると話した鈴木。今週こそ歓喜の瞬間が訪れるだろうか。
6アンダー67の単独2位にはイ・ジミン(韓)。5アンダー68の6位タイには賞金ランキング11位の笠りつ子、同15位の吉田弓美子、永峰咲希が並んでいる。1か月ぶりのツアー参戦となった成田美寿々は7バーディ、3ボギーの4アンダー69をマークし、渡邉彩香、原江里菜、西山ゆかりらと同じ9位タイ発進となっている。
また、開幕前に連続ノーボギー記録を77ホールに伸ばしていた申ジエ(韓)はアウトスタートの4番までパーセーブを続け、アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)の持つツアー記録(80ホール)を更新。82ホール目でボギーを叩いたものの、3アンダー70で回り18位タイとなっている。
今季初勝利を目指すディフェンディング・チャンピオンの上田桃子は3バーディ、2ボギーの1アンダー72。「ショットがなかなか思うような感じで打てなかった」と話し、2週連続優勝を目指すテレサ・ルー(台)、2013年賞金女王森田理香子、一ノ瀬優希らと36位タイで並んでいる。
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1998年の第2回大会以降、大箱根カントリークラブで開催されている今大会は、今年で19回目を迎える。昨年は、森田理香子と上田桃子がデッドヒートを見せ、最終日最終ホールまで息のつけない優勝争いが展開され、3打差2位スタートの上田が逆転、2011年のミズノクラシック以来の優勝を遂げた。丘陵コース特有のうねりのあるフェアウェイを攻略し、「蓮の花」と呼ばれる17番ショートでどうスコアメイクできるかが勝負の鍵となるだろう。