左足首のじん帯を断裂から復帰のR.マキロイ、強風のなか「71」で24位タイ発進 ウォーターショットからのパーセーブも披露
2015年11月17日(火)午後0:00
米男子ツアーの今季メジャー最終戦、全米プロゴルフ選手権が現地時間13日にウィスコンシン州のウィッスリング ストレイツを舞台に開幕。左足首のじん帯を断裂から復帰を果たした世界No.1のローリー・マキロイ(北アイルランド)は1アンダー71で回り、24位タイで第1ラウンドを終えた。
ジョーダン・スピース(米)、ザック・ジョンソン(英)との“チャンピオンズ・ペアリング"でスタートしたマキロイ。注目された復帰後最初のホールではボギーを叩いたものの、直後の2番パー5で残り287ヤードを3番ウッドで振り抜くと「これまでの3番ウッドでのショットで、ベストなものの1つ」と6メートルに寄せてバーディを取り返す。さらに5番パー5では2打目をグリーン左の池にいれたものの、ウォーターショットでグリーンに乗せてパーセーブ。前半はイーブンパーで折り返す。
午後に入り強風が吹くなかでのプレーとなりスコアメイクに多くの選手が苦しんだが、バックナインの11番、16番と2つのパー5で確実にバーディをマーク。最終18番でボギーは叩いたものの「こういった風のなかだったから、とても良いラウンドだった」と4バーディ、3ボギーでホールアウトした。
懸念されている左足首の状態は、前週ポルトガルで72ホールのラウンドをこなし「何も問題はなかった」と話し「完璧な状態だよ」とコンディションに問題がないことが強調。5番のウォーターショットを引き合いに出して「足を水に濡らすテストはしていなかったけどね」と笑う余裕まで見せた。第2ラウンドは現地時間午前8時5分のスタートとなるが、一気にスコアを伸ばすことができれば、復帰後即優勝が現実味を帯びてくる。
単独首位には6アンダー66を叩きだしたダスティン・ジョンソン(米)。トップと1打差の単独2位にはデビッド・リングマース(スウェーデン)。4アンダー68の3位タイには、こちらもメジャー初制覇を狙うジェイソン・デイ(豪)、マット・クーチャー(米)ら8人が並んでいる。世界ランク6位のジャスティン・ローズ(英)は3アンダー69で11位タイ、松山英樹は終盤にスコアを落とし2アンダー70で15位タイ発進となっている。
バッバ・ワトソン(米)はイーブンパー72で、フィル・ミケルソン(米)らと同じ39位タイ。今大会を過去に4度制しているタイガー・ウッズ(米)は、2バーディ、5ボギーの3オーバー75で86位タイと出遅れている。
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今季メジャー最終戦。プロのみが出場出来る、プロNo.1決定戦だ。今年のホストは、2010年の開催地ウィッスリング ストレイツ。「数える人によって数が変わる」とも言われるほどの大量のバンカー群は、通常プレーに影響するバンカーはそれほど多くないが、プレーヤーに与えるプレッシャーは大きいはず。ミシガン湖に併設されたリンクススタイルコースを制するのは、PGAツアーメンバーか、それとも欧州ツアー勢優位か。