「ガンガン攻めたい」石川、後半失速も15位タイ発進 昨季覇者・藤田は45位タイ
2016年1月2日(土)午前9:41
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国内男子ツアーとアジアンツアーの共同主管で開催されるアジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフが24日、茨城県の大利根カントリークラブ 西コースを舞台に第1ラウンドの競技を終了。スコット・ストレンジ(豪)が6アンダー64で単独首位に立つ中、今季ツアー2戦目の石川遼は1アンダー69で15位タイ発進となった。
ホストプロとして臨んだ前週のANAオープンでツアー通算12勝目を飾った石川。連勝へ向けて好発進を目指したこの日は、イーブンパーでの折り返し後、後半出だしからの4ホールで2アンダーとすると、その後の6番パー4でもバーディを重ねて一時は3アンダーまでスコアを伸ばす。
しかし、直後の7番ボギーのあと、8番パー4では痛恨のダブルボギーを叩いて失速。これで一気に貯金を吐き出す形となったが、それでも最終9番をバーディで締め、7バーディ、4ボギー、1ダブルボギーでなんとかアンダーパーにまとめた。開幕前の「思い切ってガンガン攻めたい」という言葉通り、前週同様の攻めのゴルフでここから上位進出といけるだろうか。
昨季覇者でホストプロの藤田寛之は1オーバー71の45位タイとやや出遅れ。「日本にいる間に1回は回ってみたいと思っていた」という石川とのラウンドが実現したこの日は、ボギー発進を喫した前半で2つスコアを落とすと、挽回を目指した後半では立ち上がり3番からバーディ先行もそこから戻し切れず。4バーディ、5ボギーのラウンドでのホールアウトとなった。
4アンダー66の2位タイには貞方章男、リチャード・T・リー(カナダ)、ウォン・リー(豪)の3人が並び、3アンダー67の5位タイには現在賞金ランキングでトップを走る金庚泰(韓)やツアー5勝のプラヤド・マークセン(タイ)ら4人が続いた。以下、選手会長の池田勇太らが2アンダー68の9位タイ。石川や武藤俊憲、片岡大育らが15位タイにつけている。
そのほか、2011年大会王者で昨季賞金王の小田孔明は2オーバー72の62位タイと好スタートを切れず。今大会ホストプロの22歳川村昌弘はこの日ノーバーディの5ボギーと大きく崩れ、5オーバー75の108位タイ。アジアンツアーでも活躍する22歳にとっては、獲得賞金が両ツアーの賞金ランキングに加算される今大会で大きな結果を残したいところだが、それには2日目からのチャージが必要な状況となっている。
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JGTOとアジアンツアーの共催競技。日本を代表するプレーヤーたちと、アジアンツアーの猛者達が大利根カントリークラブを舞台に火花を散らす。昨年は、最終日首位と4打差でスタートした藤田寛之が、「66」をマークし、逆転優勝を飾った。この優勝で今季3勝目、賞金レースでも首位に浮上した。ゴルフネットワークでは、国際色豊かな今大会を「とことん1番ホール生中継」でお届け。