P.マルナティが月曜決戦制してツアー初V R.カストロは逃げ切りならず
2015年9月28日(月)午後6:10
米男子ツアーのサンダーソンファームズチャンピオンシップが現地時間9日、ミシシッピ州のカントリークラブ・オブ・ジャクソンで順延となっていた第3ラウンドの残りと最終ラウンドの競技を終了。通算18アンダーまでスコアを伸ばしたピーター・マルナティ(米)が逆転でツアー初勝利を手にした。
初日からの4日連続サスペンデッドにより月曜決着を迎えることとなった今大会。第3ラウンド終了時点でトップと1打差の3位タイにつけたマルナティは、最終ラウンドで7バーディ、2ボギーの5アンダー67をマークし、デビッド・トムズ(米)らを逆転。最終18番で1メートル弱の決勝パットを沈め、悲願の初トロフィを掲げた。
「非現実的だったよ」と勝利の瞬間を振り返る28歳は、今大会の4ラウンド中3ラウンドでストローク・ゲインド・パッティングが3点台を記録。大会を通じたグリーン上での好調さが勝利のカギとなった。若手の躍進が続く米ツアーでは、これで開幕からの5戦全ての勝者がツアー初勝利を挙げたこととなる。
マルナティと1打差の2位タイには、トムズとウィリアム・マクガート(米)の2人が続いた。1打差の暫定首位でこの日を迎えたロベルト・カストロ(米)は、第3ラウンドの3オーバー75で一気に後退。最終ラウンドで4つ伸ばしたものの、ジョナサン・ヴェガス(ベネズエラ)、パットン・キジーア(米)らと並ぶ通算16アンダー4位タイとなった。また、昨季覇者のニック・テイラーは通算11アンダー20位タイで大会を終えている。
「サンダーソンファームズチャンピオンシップ」マンデーフィニッシュ最終日の模様は本日10日(火)午前10時30分?お届け!
一昨年まで全英オープンの裏開催だった大会が、昨年からWGCイベントの同週に。賞金総額も4倍の400万ドルと増え、裏開催とは言えモチベーションの大きな大会となるだろう。昨年大会を制したのは、最終日を4打差でスタートしたニック・テイラー。テイラーは8バーディーを含む「66」をマークし上位陣をごぼう抜き。ツアー初優勝を飾った。下部ツアー上がりの若手選手が多く出場する今大会、スター誕生の予感がする!
写真提供:Getty Images