海外女子

ソルハイム杯初日は日没順延　3連覇狙う欧州選抜が2ポイントをリード

2015年9月2日（水）午後1:31

　2年に1度行われる女子ゴルフの欧米選抜対抗戦、ソルハイムカップが現地時間18日にドイツのレオンロットゴルフクラブを舞台に開幕。第1ラウンドの競技は午後のフォーボール形式の2試合が日没サスペンデッドとなったが、欧州選抜が暫定ながら4ポイント対2ポイントでリードを奪っている。

　午前中は、各チーム2人がそれぞれボールを交互に打って行くフォーサム形式でプレー。欧州選抜はロレックス・ランキング8位のスーザン・ピーターセン（ノルウェー）がアンナ・ノルドクビスト（スウェーデン）と組んで、モーガン・プレッセル（米）＆ポーラ・クリーマー（米）組と対戦したが、13ホール終了時点で4ダウンとリードを許し、3＆2で敗戦となった。

　しかし、続くチャーリー・ハル＆メリッサ・レイドの英国コンビがミッシェル・ウィー（米）＆ブリタニー・リンシコム（米）組を2＆1で下す。カリーン・イシャー（仏）＆アサハラ・ムニョス（スペイン）組はクリスティー・カー（米）＆レクシー・トンプソン（米）組に敗れはしたものの、サンドラ・ガル（独）＆カトリオーナ・マシュー（スコットランド）ペアがステイシー・ルイス（米）＆リゼット・サラス（米）コンビを3＆2で下し、2対2のイーブンで午後の対決を迎えることとなった。

　各ホールを別々にプレーし、2人のうち良いスコアを採用するフォーボール形式で行われた午後の第1試合には、前回大会で史上初の5戦全勝を成し遂げた、キャロライン・ヘドバル（スウェーデン）がノルドクビストとのペアで、プレッセル＆クリーマー組と激突。3番パー3でノルドクビストがバーディを奪う欧州選抜が先手を奪うと、その勢いのまま11番までに5アップとリードを広げ、4＆3と圧勝。ハル＆グラディス・ノセラ（仏）も、アリソン・リー（米）＆アンジェラ・スタンフォード（米）組を3＆2で破った。

　カー＆トンプソン組とレイド＆カルロタ・シガンダ（スペイン）の対戦は17ホールを終了してオールスクエア。ゲリナ・ピラー（米）＆ブリタニー・ラング（米）とガル＆キャロライン・マッソン（独）の試合は15ホールを終了して欧州選抜の1アップとなっている。

「選手たちは自信を持って、リラックスしてプレー出来ていた」とは欧州選抜の主将カリン・コーク（スウェーデン）の談。「今週はギャラリーやファン、この環境を楽しむよう話していたが、全員それが出来ていた。一日を通して楽しめていたようだし、本当に満足だわ」と、大会3連覇に向けて暫定ながらリードを手にしたチームを称賛している。

　一方、米国選抜の主将ジュリー・インクスターは雷雨接近による中断も挟んだこの日を「ベリークレイジー」と振り返りつつ、最初の2試合を落とした午後のプレーについて「3試合目は良いパフォーマンスだった。これがマッチプレー、ゴルフの醍醐味。救いは各試合あと1ホールと3ホールが残っていること」と競技再開からの巻き返しを期すコメントを残している。

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