世界王者の共通項 J.スピースが持つ優れた“対応力”
2015年11月10日(火)午後3:25
米男子ツアーの2016年初戦、ヒュンダイ トーナメント オブ チャンピオンズ。3日目を終えて単独首位に立ったのは世界王者ジョーダン・スピースだ。
(写真提供:Getty Images)
3日目を終えて5打の大量リードを手にしたスピースだが、この日はショットがあまり良くない中で「65」の好スコアをマーク。随所でナイスリカバリーを披露し、独走態勢に入った。飛距離ではバッバ・ワトソンやジェイソン・デイに劣りながらも、優れた“対応力"で他を圧倒している世界王者について、大会最終日を前に米国Golf Channel解説陣が改めてその強さの理由を語ってくれた。
ノタ・ビゲイ
「やはり全体的にバランスが取れているのと、ゴルフをシンプルに考え、情熱を常に持ち続けている精神面も大きな点だと思います。歴史に名を残す選手と言うのは、常にショットで出たミスをグリーン周りで補っているのが共通点。スピースも3日目はショットのミスを上手くショートゲームでカバーしていました」
マーク・ロルフィング
「全てにおいて飲み込みが早く、自分の強みを理解し、優勝するために何が必要かを心得ていると言えます。大会3日目は、6ホールくらい連続で見事なアプローチを見せましたが全て違うタイプの打ち方で、得意なショットに頼ると言う事がありませんでした。ライを見てそれに一番合った打ち方を選び、その打ち方でボールを思い通りにコントロールすることが出来るのです」
ノタ・ビゲイ
「これまで沢山の選手が世界No.1の座についてきましたが、それらの選手は皆同じ失敗を繰り返さない知力を持ち、様々な状況を切り抜けるための対応力を持っていました。18ホールでパーオンが17ホールあった初日、2日目に比べ、3日目は11ホールだけだったのに、初日より1打良いスコアで回っていますからね。どんな内容でも良いスコアで回る力を持っていることが一番大きなポイントでしょう」
ゴルフセントラル 1月10日号より
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