プレーオフシリーズ第3戦に挑んだルーキートリオ
2015年9月17日(木)午後2:27
フェデックスカップ・ポイントランキング上位70人のみが出場できるBMWチャンピオンシップ。しかし、ここからアトランタのイーストレイクGCで行われるザ ツアーチャンピオンシップにコマを進めることができるのは、わずか30名のみだ。
アメリカ有数のスポーツが盛んな都市・シカゴ。コンウェイファームズGCで行われたプレーオフシリーズ第3戦に出場したツアールーキーは3人。ダニエル・バーガー、ジャスティン・トーマス、そしてザック・ブレアだ。バーガーとトーマスは金曜日まで持ち越しとなった第1ラウンドを「65」で回り、ジェイソン・デイに次ぐ2位タイ。さらにバーガーは、初出場の大会なのにも関わらず第2ラウンドでは「64」をマークした。
フェデックスカップ・ポイントランキングで51位のブレアは、46位タイで第3ラウンドに。雨が降ったコース、そして下がる気温はスコアに影響を及ぼしかねず、追い上げが必要なブレアも前半はイーブンパーが精一杯。バックナインでもスコアを落として「74」。日曜日にかなりのロースコアが必要となった。一方、トーマスはバックナインで3バーディを奪い望みをつなげる「70」。8位タイで最終ラウンドに向かい、予想ランキングでは29位となった。
(写真提供:Getty Images)
そして、すべての運命が決まる日曜日。巻き返しが必要なブレアは最初の16ホールをすべてパー。上がり2ホールホールは連続バーディとしたが、53位タイでイーストレイクには届かず。そしてトーマスは、14番と15番をバーディとした後、18番パー5で果敢にも2オンにチャレンジ。しかし、結果はスロープにかかってダブってしまい、ボールは無情にも池の中。最終戦へのチケットも水に濡れて破れた。バーガーは、予想ポイントランキング15位で最終日を迎えたものの前半は1オーバー。それでも、サンデーバックナインでは完璧なプレーを見せて3バーディを奪取。単独2位で大会を終え、ポイントランキングも46位から9位に浮上。ルーキーでツアー最終戦に進んだ史上7人目の選手となった。
年間王者をかけた争いも残り72ホール。フェデックスカップ・ポイントランキングでのトップ5は最終戦でのトロフィ獲得がそのままビッグタイトル獲得をも意味する。絶好調のジェイソン・デイか、逆襲のジョーダン・スピースか、それともダークホースの誕生か。残り4日間ですべてが決まる。
『インサイド・ザ・PGAツアー#38』より
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