韓国賞金女王のキム・ハヌルがツアー初優勝! 松森は17番ボギーが響いて一歩及ばず
2015年9月25日(金)午後5:42
国内女子ツアーのマンシングウェアレディース東海クラシックが20日、愛知県の新南愛知カントリークラブ 美浜コースを舞台に最終ラウンドの競技を終了。大会ホステスプロのキム・ハヌル(韓)が4アンダー68でラウンドし、通算12アンダーでツアー初勝利を挙げた。
前週大会で今季ベストの5位タイに入るなど調子上向きのキムは、酒井美紀と並ぶ首位タイでこの日をスタート。前半は出だし1番からいきなりボギーを叩いたが、その後の3番で遅れを取り戻すと、7番でも1つ伸ばして1アンダーで前半を折り返す。
バックナインでは10番から幸先良くスコアを伸ばし、15番パー5からの連続バーディでトップに浮上。以降はパープレーを続け、5バーディ、1ボギーのラウンドで本格参戦1年目にしてツアー初トロフィを手にした。2011年から韓国女子ツアーで2年連続賞金女王に輝いた26歳は、日本での勝利に喜びを表しつつ「ここではまだルーキー。これからも日本で頑張りたい」と今後への意気込みも見せている。
通算11アンダーの2位タイには昨季覇者の申ジエ(韓)、松森彩夏が並んだ。2打差6位タイからの逆転を目指した松森は、前半をノーボギーの4アンダーで回り、通算10アンダーの首位でハーフターン。しかし、1つ伸ばして迎えた17番パー4で痛恨のボギーを喫し、最終ホールはバーディで締めるも悲願の初勝利にはあと一歩及ばず「(終盤の)ボギーを引きずった部分はあるかも」と悔しさをにじませた。
今大会2勝を誇るホステスプロ・横峯さくらは、後半15番までをノーボギーの5アンダーでラウンド。この時点で通算11アンダーと王座奪還の可能性も見えたが、17番ボギーで失速し、5バーディ、1ボギーの4アンダー68で酒井とともに通算10アンダー4位タイで大会を終えている。
以下、通算9アンダー6位タイに2005年覇者の大山志保とアン・ソンジュ(韓)が入り、通算8アンダー8位タイに上田桃子、ペ・ヒキョン(韓)の2人が続いた。そのほか、アマチュアの勝みなみ(鹿児島高2年)、2013年賞金女王の森田理香子は通算6アンダー12位タイ。賞金ランキング首位のイ・ボミ(韓)は通算5アンダー17位タイとなっている。また、宮里美香は通算イーブンパー39位タイに終わった。
「マンシングウェアレディース東海クラシック」最終日ダイジェストは21日(月)午後8時?お届け!
1970年から続く歴史ある大会で、今年が第46回大会となる。昨年大会を制したのは、最終日首位と1打差の2位からスタートした申ジエ。2打のリードを奪われて15番ホールを迎えた申だったが、ここから怒涛の3バーディー。大逆転でシーズン4勝目、賞金女王へ一歩近づいた。