米ツアー開幕5戦で5人の初優勝者 そのうち最も2勝目に近いのは?
2015年10月6日(火)午後0:28
前週のWGC-HSBCチャンピオンズでは、ラッセル・ノックスが並み居る強豪を抑えてツアー初勝利。その裏で開催されたサンダーソンファームズチャンピオンシップでは、通算13勝を誇るデビッド・トムズらとの優勝争いの末、ツアー未勝利のピーター・マルナティが初のトロフィを掲げた。
PGAツアーの2016年シーズンは、開幕からの5試合で5人の勝者全員がツアー初優勝者。ちなみにそのいずれもがウェブドットコムツアー出身者だ。上はその5人とそれぞれの年齢。最年長のノックスでさえ30歳で、平均年齢は25歳となっている。
若手の台頭目覚ましい同ツアーだが、このまま若い勢力がベテラン勢を抑え続け、力ずくで世代交代を宣言することとなるのか。最初の大きな一歩を踏み出した5人が早速の2勝目を挙げれば、その印象もさらに強まることだろう。では、上の5人のうち、次の勝利に最も近いのは誰なのか。Golf Channel解説陣がこれについて語ってくれた。
ティム・ロサフォート
「私はラッセル・ノックスだと思います。30歳で他の4人より年上ですが、2014年のザ・ホンダ・クラシックではローリー・マキロイも含む4人でプレーオフを戦い、敗れたノックスは『変わった考え方かもしれないが、勝てなくて良かったと感じる。何度も優勝争いを繰り広げたあとのほうが、優勝できたときの感動も大きい』と話しています」
「ノックスはスコットランド出身で、その後フロリダ州のジャクソンビル大学で活躍。よその州では知名度も低かったんですが、フロリダでは名の知れたゴルファーでした。実力のある選手で、何度か優勝争いを繰り返すうちに、勝つためのメンタリティーを身につけていったんです」
トリップ・アイゼンハワー
「私はジャスティン・トーマスをプッシュします。その計り知れないポテンシャルは、ご存知の通りですが、彼は初優勝を果たしたマレーシアで、その成長ぶりを見せつけました。昨シーズン、トーマスは優勝こそなかったものの、何度も上位争いをしました。そして先日のCIMBクラシックでは、それまでの弱点を克服した姿が見られました」
「彼のキャディも認めていましたが、トーマスの弱点はウェッジの距離感でした。しかしマレーシアでは、距離に応じてスイングスピードも変え、ショットを打ち分けながら、ウェッジで何度もピンに寄せていました。こうなると、飛距離もあるトーマスには弱点が見当たらず、初勝利で自信もつけた今、2勝目までにそれほど時間はかからないでしょう」
ゴルフセントラル 11月10日号より
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写真提供:Getty Images