マキロイに勝つためには「リズムが大切」 A.スコットが2週連続Vを狙う
2015年11月13日(金)午後0:20
世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズのWGC-キャデラックチャンピオンシップ3日目、ローリー・マキロイ(北アイルランド)が3打差の単独首位に立ち、3打差の2位にアダム・スコット(豪)、ダスティン・ジョンソン(米)がつける結果となった。これまでマキロイはPGAツアーで優勝争いする際、3日目終了時点で8回単独トップに立ち、そのうち優勝6回で勝率は75%。3打差をつけながら優勝を逃したのは2011年のマスターズが最後だ。最終日をトップで迎えて優勝できる確率のツアー平均はおよそ40%という数値から、マキロイのプレッシャーの強さが伺える。
最終日、絶好調のマキロイを脅かす唯一の存在となるのが先週の「ザ・ホンダクラシック」で優勝したスコットとディフェンディングチャンピオンのジョンソン。2日目まで首位に立ちながら、この日1オーバーとスコアを伸ばせなかったスコットは「今日はベストコンディションには程遠く、とにかくパットが決まらない日でした」と振り返った。その原因に「ここ数週間良かったリズムを失ってしまいました。それを取り戻す必要があります」と分析。それでも「引き離されたので、明日取り返さなければいけませんね」と明日への意気込みを語った。
一方のジョンソンは「今日の内容は悪くありませんでした。良いショットも沢山打ちましたし、今の順位には満足です」と良い流れを作っている。明日の戦略については「このコースでは得意なクラブが残った場合を除いて、あまり強気に攻める事はできません」と語った。
米国Golf Channel解説者ブランデル・シャンブリーは2人のどちかが勝つならスコットの方が確率が高いという。「どちらも期待できますが、ジョンソンは今年最終日の平均スコアも72ですから、これでは優勝は難しいと言えます。一方でスコットの平均は67.8でCIMBクラシックの最終日は63、ノーザントラストオープンでは67でした。最終組ではありませんが、良いスコアで回ってマキロイにプレッシャーをかけるかもしれません」
「トランプナショナルドラール」は罠が多く、最後まで何が起こるかわかない難関コース。今週、池に捕まったボールの数は合計161個で、松山英樹も3日目に18番ホールのティーショットが池に捕まっている。優勝争いしているマキロイ、スコット、ジョンソンの3人にどんな試練が待ち受けているのだろうか、注目したい。
ゴルフセントラル 3月6日号より
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写真提供:Getty Images