「タイガー・チャージ」で7打差を逆転し公式戦6連勝 ?2000年 AT&Tペブルビーチナショナル プロアマ?
2015年12月31日(木)午後3:00
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2000年に行われたAT&Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマで勝利を収めたタイガー・ウッズ。ツアー通算79勝を誇るタイガーだが、その中でも劇的な優勝シーンとして多くのファンの記憶に残っている。
タイガーはこの大会を迎えるに、前年の「WGC NECインビテーショナル」から5連勝をしており、PGAツアー公式戦6連勝という記録がかかっていた。だが3日目の終了時点で首位のマット・ゴーゲルとは5打差もあり、記録の達成は厳しい状況となった。
最終日、タイガーは3バーディ、ノーボギーの33で折り返し、一方のゴーゲルは5バーディ、ノーボギーの31でハーフターン。多くのファンがタイガーの快進撃に期待していたが、前半の時点で7打差も引き離され、誰もが6連勝という偉業は諦めていただだろう。
後半に入ると、ゴーゲルは11、12番で連続ボギーを叩き、一方のタイガーは12番でバーディ。ゴーゲルとの差は3つ縮まったが、それでも14番の時点で4打差もあった。しかし、ここからタイガーの信じられない快進撃が始まった。15番ホールでセカンドからアイアンで打った球がカップに吸い込まれ怒涛のイーグル。上がりの3ホールではバーディ、パー、バーディで締めたのだ。タイガーのプレーに度肝を抜かれたゴーゲルは15番でボギーを叩き、18番では痛恨の3パットで、タイガーのツアー6連勝が決まった。
過去に数々の逆転劇を披露してきたタイガーだが、残り9ホールで7打差を逆転するのはまさにマンガの様な世界だ。不可能を可能にしてきたタイガー・ウッズ。2000年のAT&Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマは多くの人々に感動を与えた試合に違いない。
【放送予定】2月11日(木) 12:00?13:30 【動画配信】2000年 AT&Tペブルビーチナショナル プロアマ
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写真提供:Getty Images