PGAツアー、新シーズンの変更点と17人の“1年生”たち
2016年1月12日(火)午後2:35
前週、韓国で行われたザ・プレジデンツカップは最後の最後までどちらに優勝トロフィを掴むのか分からないスリリングなエンディングとなったが、打って変わって今週はエキサイティングなビギニング。米男子ツアーの2015-2016年シーズンがカリフォルニアで開幕する。
17人のルーキーにとっては、PGAツアーへ初のフル参戦となる。大学1年生と同じように環境に慣れる必要があるルーキーたちにオリエンテーションとしてまず必要なのは新しいシーズンの大会スケジュールだ。全47試合はアメリカ23州と6か国が舞台。今週にナパバレーで開幕し、最終戦はシカゴで行われるツアーチャンピオンシップ by コカ・コーラだ。
しかし、昨シーズンと変わった部分もある。まず、ウェルズファーゴ・チャンピオンシップは、以前と同じようにザ・プレーヤーズ選手権の前、5月の開催。最大の変化は8月にオリンピックの競技としてゴルフが復活すること。その結果、全米プロはいつもより2週間早く、全英オープンの2週間後に行われる。そして、トラベラーズチャンピオンシップは全米プロの翌週に開催され、ジョンディア・クラシックは7月ではなく8月のオリンピックと同週に開幕する。ウィンダム・チャンピオンシップは今シーズンも、レギュラーシーズン最後の大会となる。
タイトな林間コースから砂漠のコース、そして海沿いのリンクスまでありとあらゆるスタイルのコースが舞台。コースが変更となる大会にはプレーオフの2試合、ザ・バークレイズとBMWチャンピオンシップが含まれている。
では、どのようなシーズンになるだろうか?フェデックス王者のジョーダン・スピースを筆頭に、ジェイソン・デイ、リッキー・ファウラー、ローリー・マキロイは昨シーズン合わせて14勝を挙げた。最初の腰の手術から1年半後、再び手術を受けたタイガー・ウッズのプレーにも注目が集まる。
過去2年のデータを見ると、序盤に優勝を果たした選手は素晴らしいシーズンを送ることが出来ている。秋に優勝した12人のうち、8人がツアーチャンピオンシップにまで進出している。ジミー・ウォーカーは2013年の秋にブレイク。36週間においてフェデックスカップ・ポイントランクでトップにつけた。
果たして今年のルーキーたちのなかでスタートダッシュに成功するのは誰になるだろうか。
『インサイド・ザ・PGAツアー#41』より
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