国内男子

【みんなのパワーランキング】今季最終戦がいよいよ開幕！王者たちの頂点に立つのは？

2015年11月30日（月）午前10:38

　国内男子ツアーの今季最終戦、第52回ゴルフ日本シリーズJTカップが3日に開幕。東京都の東京よみうりカントリークラブにトッププロ30人が集結し、シーズンの集大成ともいえる一戦が繰り広げられる。

　賞金王争いは一足早く前週に決着となったが、伝統ある大会のトロフィと名誉をかけた戦いは賞レースを抜きにしても見応え抜群。これまでの半世紀を超える歴史の中で多くの名勝負がビッグトーナメントを彩ってきた。今年も例に漏れず、今季のツアー優勝者や賞金ランキング上位20名といったエリートたちが「王者たちの頂点」を目指してしのぎを削る。

　昨季大会では、最終日に「65」をマークした宮本勝昌が逆転で同大会3勝目。3位に入った小田孔明は自身初の賞金王に輝いた。連覇を狙う宮本の前には、前週大会で2度目の賞金王を確定させた金庚泰（韓）をはじめ、2013年覇者の宮里優作、選手会長・池田勇太や藤本佳則、谷原秀人といった強豪が立ちはだかる。今大会を「聖地」と表現するベテラン宮本も、大会4勝目へ向けて厳しい戦いを強いられることだろう。

　今季の出場選手で、その宮本に次ぐ大会2勝の片山晋呉も目が離せない存在だ。ツアー30勝の大台を目指す42歳は、現在世界ランク66位。目標とする来年4月の米メジャー「マスターズ」出場に向け、目指すはその条件の1つである年末時点での同ランク50位だが、この大舞台でどのような戦いを見せてくれるだろうか。

　今大会にはそのほか、海外組の石川遼、岩田寛も今季優勝者としてフィールド入り。前週に惜しくも勝利を逃した石川は、悲願のメジャー初勝利でその悔しさを晴らしたい。また、今季未勝利の小田や藤本佳則、近藤共弘らも最終戦Vへモチベーションは十分だ。王者たちの頂点を決める今季最終戦、最後に笑うのは一体誰になるのか。

「ゴルフ日本シリーズＪＴカップ」注目選手

◆石川遼（24歳）
米ツア?参戦の合間をぬって今季国内戦は７試合目の出場。9月のＡＮＡオープンに優勝、前週のカシオワールドでは最終日に逆転され悔しい2位も、現在の賞金ランキングは2位。今大会は8度目の出場で、11年大会の3位が自己最上位。自身初の\日本タイトル奪取に挑む。

◆藤本佳則（26歳）
今季ここまで未勝利も、賞金ランキングは4位。直近の5試合では、2度の2位を含め、すべてにベスト10入りを果たしていて、好調を維持している。今大会は4年連続4度目の出場で、13年に6位タイ、昨年は7位と上位に食い込んでいる。今年の最終戦で有終のＶをめざす。

◆片山晋呉（42歳）
賞金ランキングは5位。今季は3週前の三井住友ＶＩＳＡ太平洋で優勝し、ツアー通算29勝目を挙げた。今大会は18年連続18回目の出場。過去には2000年と2002年の2度優勝しており、昨年は9位だった。前週のカシオワールドは3位だったが、ツアー通算30勝目を、自身8度目の\日本タイトル奪取で飾る?

◆谷原秀人（37歳）
今季終盤のＨＥＩＷＡ・ＰＧＭ選手権で優勝。その後2試合連続で2ケタ台の順位に甘んじたが、前週のカシオワールドオープンでは6位タイに入り賞金ランキングは6位。今大会は9回目の出場で、2006年、2013年の3位が自己ベスト順位。自身初の\日本タイトル奪取をめざす。

◆宮本勝昌（43歳）
今大会は14回目の出場。98年、01年、14年の3勝を挙げている。今季はここまで未勝利だが、5回のベスト10入りを果たしていて、賞金ランキングは26位。昨年は前週のカシオワールドを腰痛で途中棄権。翌週の今大会でＶ。今年もカシオは腰痛で途中棄権。前年覇者が、昨年の\再現に挑む。