B.クリントン元大統領がゴルフ界の展望を語る
2016年2月20日(土)午後7:00
現地24日に幕を閉じた米男子ツアー、キャリアビルダーチャレンジin partnership with ザ・クリントンファウンデーションでは、舞台となったスタジアムCの難関17番“アルカトラズ(監獄島)"をパーで脱出したジェイソン・ダフナーがプレーオフの末にツアー4勝目を飾った。
(写真提供:Getty Images)
ダフナーは現在38歳のベテランだが、このところの米ツアーではジョーダン・スピースを筆頭に若手の台頭が目覚ましく、去る10月に幕を開けた今季も開幕からの5戦全てでツアー初優勝者が誕生。また前週、若手“ビッグ4"の一角に数えられるリッキー・ファウラーは欧州ツアー、アブダビHSBCゴルフチャンピオンシップでツアー2勝目を挙げ、世界ランクでも初のトップ4入りを果たす見込みだ。
そんな中、自身の財団を通じてキャリアビルダーチャレンジ開催に携わる、第42代アメリカ合衆国大統領、ビル・クリントン氏にインタビュー。同大会への思いや若手選手が活躍するゴルフ界の将来について話を聞いた。
ビル・クリントン
「この大会は毎年、地域との関わりを深めています。この地域は特に医療機関の発展を目指しているのでそういった取り組みのお手伝いができるのは嬉しいです。また大会の選手層もだんだん厚くなってきています。初めて大会に携わった5年前は高額な招待金を選手たちに支払う中東やアジアの大会に太刀打ちできないと言う人も多かったですが今年も素晴らしい選手が沢山出てくれています」
……最近の選手は、どの辺りがすごいと感じますか?
「まず体の大きさに関係なく、みんな体調がしっかり整っていれば本当にすごい距離を飛ばすと言う点です。勿論、道具の進化で飛ばしやすくはなったとは思いますが、それでもしっかりしたスイングで、良いショットを打たなければいけないのは変わりません。でも一番関心するのはアプローチやパットも上手いというのと、また攻め方も本当に見事な点。今の選手は体が大きくて飛ばすと言うだけではないんです。飛ばすのは彼らの強みのほんの一部で、優れた判断力を持ち合わせているのも興味深いですね」
……スピース、ジェイソン・デイ、ファウラーなど若手についてはどう思われますか?ゴルフ界の将来は明るいでしょうか?
「そう思います。スピース、デイ、マキロイ、ファウラーだけでなく、またさらに若い選手がこの大会でも活躍していますからね。ゴルフ界の未来は明るいですし、それは一人の選手の活躍や苦労によるものではありません。スター選手が何人もいて、これからの選手も何人もいて、こういった選手たちを見ているとファンは、また他の選手たちの素晴らしさにも気がつくと思います」
ゴルフセントラル 1月25日号より
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写真提供:Getty Images