手応え掴んだルーキーイヤー 2016年の目標は「最低3勝」 ?横峯さくら?
2016年1月10日(日)午前11:46
2009年国内ツアー賞金女王の横峯さくらにとって2015年は、新たなスタートを切った1年となった。2014年12月に行われた米女子ツアーのファイナル・クォリファイング・トーナメント(QT=予選会)で11位タイに入った横峯は、上位20選手に与えられる優先出場権を獲得し、戦いの場を米国に移した。
特に2014年シーズンは宮里藍、宮里美香が不振にあえぎ賞金シードを失うなど日本勢が苦しんだシーズンだっただけに、新たに世界へ挑む横峯にかかる期待は大きかった。しかし、自身の初戦となったピュアシルク・バハマLPGAクラシックから3試合連続で予選落ちを喫してしまう。
それでも、3月のキア・クラシックで初の予選突破を果たすと、勢いそのままに8位タイと初のトップ10入り。4月のスインギング・スカートLPGAクラシックでは11位タイに入るなど、新たな環境に適応するにつれて徐々に存在感を発揮していく。
10月には7年間コンビを組んでいたキャディと関係を解消したが、11月のロレーナ・オチョア招待では今季最高位となる単独5位をマーク。横峯の米ツアー1年目は賞金ランキング44位で幕を閉じた。
シーズン終了後に更新したブログのなかでは、米ツアーの厳しさを実感しながらも「しっかりと上を目指せている」と結果に満足しなかったことをポジティブに捉えた。そして「来年は最低でも3勝したい」と目標を掲げた。日本勢の優勝となれば2012年以来となるが、果たして来季に歓喜の瞬間は訪れるだろうか。
写真提供:Getty Images