パー5で驚異的な数字を残すJ.スピースが今季初勝利に王手 10バーディと猛チャージのB.ケプカが単独2位浮上
2016年4月7日(木)午前10:00
米男子ツアーの2016年初戦、ヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズが現地9日、ハワイ州のカパルア・リゾートを舞台に第3ラウンドの競技を終了。世界ランキングNo.1のジョーダン・スピース(米)が、8アンダー65で回り、通算24アンダーで今季初勝利に王手をかけた。
初日から66-64と好スコアを並べていたスピースは、この日も出だしの3番から4連続バーディをマークする最高の滑り出し。8番パー3で今大会初となるボギーを喫するものの、バックナインに入っても12番からの4ホールで3バーディと順調にスコアを伸ばす。迎えた最終18番パー5では、フェアウェイからの2打目でグリーン周りのスロープを上手く使い、ピンそば約2.7メートルにつけると、イーグルパットをしっかりと沈め、1イーグル、7バーディ、1ボギーの内容でホールアウト。後続との差は5ストロークとなり、今季1つ目のトロフィに大きく近づいた。
54ホールを終えた時点で、2イーグル、21バーディをマークしているスピース。バーディ数、イーグル数ともに出場選手中トップを記録しているが、3ラウンド終了時点で12ホールあったパー5では13アンダーと驚異的な数字を叩きだしている。パーオン率もこの日は61.11%に終わったものの、3日間のアベレージは83.33%。ストロークス・ゲインド・パッティングは7.249となっており、最終日はどこまでスコアを伸ばすのかに注目が集まりそうだ。
通算19アンダーの単独2位に浮上したのは、ブルックス・ケプカ(米)。トップと7打差の8位タイから出ると、3番から6連続バーディと圧巻のプレー。後半も4つのバーディを積み重ねて、18ホールを通じてノーボギーと完璧なラウンドで10アンダー「63」を叩きだした。ディフェンディング・チャンピオンのパトリック・リード(米)は通算18アンダー単独3位で最終日を迎える。
通算14アンダー6位タイには、9アンダー「64」をマークしたジミー・ウォーカー(米)、昨年のザ・プレーヤーズ選手権覇者、リッキー・ファウラー(米)ら。世界ランキング8位のダスティン・ジョンソン(米)は通算11アンダーで12位タイ。同No.2のジェイソン・デイ(豪)は、8バーディ、4ボギーと出入りの激しいプレーとなったが、4アンダー69とスコアを伸ばし、通算7アンダー20位タイに浮上している。
「ヒュンダイ トーナメント オブ チャンピオンズ」1、2日目生中継、決勝ラウンドダイジェスト!大会3日目の模様は10日(日)午後11:00?ダイジェストでお届け!!スマホ・PC・タブレットでも視聴可能!
3日目 1月10日(日) 午後11:00?深夜0:00(ダイジェスト)
最終日 1月11日(月) 午後11:00?深夜0:00(ダイジェスト)
写真提供:Getty Images