今週は飛ばし屋が断然有利?「世界一騒がしい」TPCスコッツデールの攻略法
2016年4月8日(金)午後5:02
今週の米男子ツアーはアリゾナ州で開催されるウェイストマネジメント フェニックスオープン。昨季は1週間で56万人もの観客を動員した超人気トーナメントだ。昨季に松山英樹が1打差2位タイの活躍で大会を盛り上げたのも記憶に新しい。
そんな同大会の舞台となっているのはTPCスコッツデール。ホール全体をギャラリースタンドが取り囲む名物の16番パー4は「世界一騒がしいホール」とされ、時に2万人を超える観客が選手たちに大声援を送る。同コースはその他の短めのパー4なども含め見どころ満載の18ホールだが、どんな選手がその攻略に近いのか、米国Golf Channel解説のトリップ・アイゼンハワーが分析してくれた。
……どんなタイプの選手が優勝候補でしょうか?
トリップ・アイゼンハワー
「ロングヒッターばかりがチャンピオンとはいえませんが、例年優勝争いに加わる選手の多くは飛ばし屋ですが、それはフェアウェイを外しても挽回が易しいコースだからです。例えば18番パー4などで池を越えて狭い落としどころに運ぶには、キャリーで300ヤード以上必要ですが、勝利したブルックス・ケプカの最終日18番での飛距離は331ヤード、しっかりフェアウェイをとらえました」
(写真提供:Getty Images)
「そして、ここ3年続けてこの大会の平均飛距離で1位というバッバ・ワトソンは、驚異的なパワーを武器に過去3年でトータル43アンダーを記録しています。今年もトップ争いに絡むでしょう。また、飛ばし屋といえばJ.B.ホームズを忘れてはいけません。前週6位タイのホームズは、2008年のフェニックスオープンのプレーオフでフィル・ミケルソンを破って大会2勝目。18番では350ヤードの豪快なティーショットを放ちました。トラブルゾーンが少ないこのコースではフェアウェイを外しても痛い目に遭うことが少なく、ロングヒッターに優位だといえます」
「ただ一方で、飛距離よりも正確性で勝負というマーク・ウィルソン、ハンター・メイハン、ケビン・スタドラーといった選手もトロフィを掲げています。どんな選手が優勝争いに加わっても、例年通り15番からの4ホールでエキサイティングな展開となるのは間違いないでしょう」
ゴルフセントラル 2月3日号より
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