渡邉を追い込んだ菊地のショートゲーム「明暗を分けた1番パー5」
2016年2月14日(日)午前8:19
国内女子ツアー第3戦「Tポイントレディスゴルフトーナメント」最終日。
2015年以来のツアー優勝を目指して挑んだ渡邉彩香は3バーディ、1ボギーの「70」とスコアを2つ伸ばしも通算9アンダー、首位と5打差の単独2位で終えた。
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トップの菊地絵理香の背中は遠かった。
首位と3打差で最終日を迎えた渡邉。最終日最終組は昨年5月の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」以来のプレーとなった。
最終日を前に「パー5でスコアを伸ばせばリズムが作れる」とパー5をポイントに挙げていた渡邉だったが、スタートの1番ホール(パー5)で短い距離のバーディパットを外す。
ホールアウト後には「あんなことをやっているようでは勝てない。1番のバーディパットが入っていればもう少し違った結果になったかもしれない」と悔しさを滲ませた。
「今日はショットが荒れていて全体的にチャンスにつけることができなかった」と振り返るように、フェアウェイキープ率は43%(6/14)と得意としていたロングゲームも鳴りを潜めた。
渡邉を狂わせた裏には同組の菊地の完璧なプレーがあった。
「1番ホールはピンチだったけどバーディが取れて幸先の良いスタートだった」と菊地。1番パー5ではレイアップした2打目を残り85ヤードのバンカーに入れてしまう。それでも3打目をピン手前1mに寄せてバーディ。17番パー3でもティーショットをグリーン手前に外すが、ピンそばにつけるアプローチでパーセーブ。
菊地のプレーと最終組で戦った渡邉は「絵理香さんは今日もボギーを打つ気配が全くしなかったので、自分がバーディを取らないといけない状況に追い込まれた。グリーンを外してもアプローチで全てOKの距離につけてくる。絵理香さんはショートゲームが本当に巧い」と感服。
菊地の昨年のパーブレーク率(バーディーかそれより良いスコアを獲得する率)は18.06%でツアー全体の9位。今季は3戦を終えて、20.56%で同ランキング3位につけている。
複数回優勝とメジャー制覇へ狙う2017年の菊地のショートゲームに注目だ。
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