長期離脱からの復活優勝! 大逆転劇で連覇&大会6勝目飾る ?2009年 アーノルド・パーマーインビテーショナル?
2016年3月2日(水)午後1:37
プロ14年目の2009年、3月のアーノルド・パーマーインビテーショナル連覇で復活への狼煙を上げたタイガー・ウッズ。現在も負傷により先の見えない戦いを続けるタイガーだが、長期離脱から見事に再起を果たした当時の姿は今なおファンの記憶に残っていることだろう。
2008年には3度目の全米オープン制覇で史上2人目となるトリプルグランドスラムまで達成したタイガーだが、同大会直後に受けた左ひざの手術により残りシーズンの欠場を強いられていた。復活を期して迎えた2009年は2月から試合に出場し始め、翌月の復帰2戦目では9位タイと早々に上位に食い込むと、早くもその2週後、3戦目となったアーノルド・パーマーインビテーショナルで286日ぶりに勝利の瞬間が訪れた。
第3ラウンド終了時点でトップのショーン・オヘア(米)とは5打の大差。過去にも最終日に5打差を逆転したことはあるが、さすがに厳しい状況だった。しかし、立ち上がり2番から連続バーディを奪うなどタイガーが圧力をかけると、オヘアは7番までに2ボギーを叩くなど徐々に後退。じりじりと差を詰めていったタイガーは後半15番でこの日4つ目のバーディを奪い、ついにオヘアに追い付いた。
すると、直後16番ではオヘアがボギーを叩いたことでタイガーが単独首位に浮上。17番ボギーで再びオヘアと並んだものの、最終18番のバーディパットを沈めて「67」で勝負あり。昨季大会でも最終ホール決勝のバーディパットで優勝を飾ったが、その再現のように4.5メートルを沈め、前人未到の大会6勝目に大きなガッツポーズを見せた。
復帰3戦目にして早くも白星をつかんだタイガーは2009年、結果的にメジャーVこそ無かったものの年間6勝の大活躍。年後半の不倫騒動が印象に残ったのは残念だが、コース上では自身2度目の年間王者にも輝き、見事な復活劇を見せた1年となった。
【放送予定】2/19(金) 22:30?25:30 【関連】PGAツアー79勝、タイガー伝説は1996年にはじまった 【関連】タイガー・ウッズ過去と今のスイング比較 Vol.1 ?1997年メルセデス・チャンピオンシップ? 【関連】タイガー・ウッズ過去と今のスイング比較 Vol.2 ?1997年-2000年スイング比較? 【関連】タイガー・ウッズ過去と今のスイング比較 Vol.3 ?2000年ベイヒルインビテーショナル?
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写真提供:Getty Images