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「良くないながら頑張った」松山、2勝目挙げるも予選突破ならず　“新BIG3”はそろって決勝トーナメントへ

2016年4月12日（火）午前11:45

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松山英樹

　世界ゴルフ選手権（WGC）シリーズのWGC-デルマッチプレーが現地時間25日、テキサス州のオースティンCCを舞台にグループステージの第3試合を終了。松山英樹はケビン・キスナー（米）に3アンド2で勝利したものの、0.5ポイント差でラファエル・カブレラ-ベロ（スペイン）にかわされ、決勝トーナメント進出には届かなかった。

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　2日目の初勝利で1勝1敗としたことで、2連勝のカブレラ-ベロがこの日敗戦、さらに同選手とのプレーオフで勝利という条件付きながら予選通過の可能性を残した松山。勝利が必須となったこの日は、7番までパーを並べ合ってオールスクエアを続けると、キスナーがボギーを叩いた8番で1アップとし、僅かにリードして前半を折り返す。

　すると後半10番、5メートル強を沈めた松山がこの日最初のバーディでリードを広げ、以降もパーを続けるキスナーを尻目に12番で3アップ、さらに続く13番で残り29ヤードから約60センチに寄せて連続バーディとし、リードを拡大。その後は14番ボギーで一歩後退も、3アップのまま16番を終えて勝利し、2勝1敗で3日間を終えた。

「良くないながら頑張った」とこの日を総括しつつ「前半は我慢出来た。チャンスも少なかったので、なかなか離すことも出来なかった」とプレーを振り返った松山。プレーオフへの望みを残してカブレラ-ベロ組のホールアウトを待ったが、カブレラ-ベロとソレン・ケルドセン（デンマーク）の一戦は引き分けに終わり、松山の予選敗退が決定した。

　一方、ジョーダン・スピース（米）、ローリー・マキロイ（北アイルランド）、ジェイソン・デイ（豪）の“新BIG3"の面々はいずれもベスト16進出となった。少年時代からの親友、ジャスティン・トーマス（米）と対戦したスピースは、9番までに4アップのリードを築くと、そこから一時2アップまで迫ったトーマスを16番のイーグルで振り切って、3アンド2の快勝。すでに敗退が決まっていたトーマスは3連敗で大会を終えている。

　2連勝中のデイと1敗1引き分けのポール・ケイシー（英）による一戦は、6ホール消化時点でケイシーが途中棄権したためデイが勝利。デイは一時2ダウンの劣勢も、5番、6番と盛り返してオールスクエアに。その直後、ケイシーが体調不良によりプレー続行を断念した。

　一方、ともにここまで2連勝のマキロイとケビン・ナ（韓）の対戦は、一進一退の展開で18ホールを引き分け。勝ち抜きをかけたプレーオフでは、2番パー4での2ホール目でナがボギーを叩き、パーに収めたマキロイが決勝への切符を掴んだ。この結果、マキロイは第14組を3連勝で勝ち抜いたザック・ジョンソン（米）とベスト16戦で戦うこととなった。

　そのほか、第5組ではアン・ビョンホン（韓）と引き分けたリッキー・ファウラー（米）が1敗2分けで敗退。1勝2分けとしたアンがスコット・ピアシー（米）とのプレーオフの末に決勝トーナメントに進んだ。第6組ではアダム・スコット（豪）と一進一退の攻防を見せたビル・ハース（米）が、1ダウンで迎えた上がり2ホールの連続バーディで勝利をもぎ取り、3戦全勝で予選を通過している。

　また、第8組では、ジミー・ウォーカー（米）を2アンド1で下したダスティン・ジョンソン（米）が、キラデク・アフィバーンラト（タイ）とのプレーオフを制して決勝トーナメント進出。第9組では、フィル・ミケルソン（米）を5アンド4で退けたパトリック・リード（米）が全勝で予選突破を決めた。

WGC-デルマッチプレー 3日目結果

WGC-デルマッチプレー 3日目結果　※左側が勝利

ジョーダン・スピース 3 and 1 ジャスティン・トーマス

ジェイミー・ドナルドソン 1 up ビクトル・ドゥブイソン

ジェイソン・デイ棄権ポール・ケイシー

トンチャイ・ジェイディ引き分けグラエム・マクドウェル

ローリー・マキロイ引き分けケビン・ナ

トービヨン・オルセン 2 and 1 スマイリー・カウフマン

J.B.ホームズ 1 up バッバ・ワトソン

パットン・キジーア 2 up エミリアーノ・グリーヨ

リッキー・ファウラー引き分けアン・ビョンホン

スコット・ピアシー 1 up ジェイソン・ダフナー

ビル・ハース 1 up アダム・スコット

トーマス・ピータース 3 and 2 クリス・ウッド

マット・クーチャー 3 and 2 ジャスティン・ローズ

アニルバン・ラヒリ 4 and 2 ファビアン・ゴメス

ダスティン・ジョンソン 2 and 1 ジミー・ウォーカー

キラデク・アフィバーンラト 1 up ロバート・ストレブ

パトリック・リード 5 and 4 フィル・ミケルソン

マシュー・フィッツパトリック棄権ダニエル・バーガー

ダニー・ウィレット 4 and 3 ブルックス・ケプカ

ジャコ・ヴァン・ジル 2 and 1 ビリー・ホーシェル

ブランデン・グレイス 5 and 4 ラッセル・ノックス

デビッド・リングマース 3 and 2 クリス・カーク

松山英樹 3 and 2 ケビン・キスナー

ソレン・ケルドセン引き分けラファエル・カブレラ-ベロ

セルヒオ・ガルシア 5 and 4 マーク・リーシュマン

ライアン・ムーア 3 and 1 リー・ウェストウッド

ザック・ジョンソン 4 and 3 シェーン・ロウリー

マーティン・カイマー 4 and 3 マーカス・フレイザー

ブラント・スネデカー 5 and 3 チャール・シュワーツェル

チャーリー・ホフマン 4 and 2 ダニー・リー

ルイス・ウーストハウゼン4 and 2アンディ・サリバン

ベルント・ウィースバーガー引き分けマット・ジョーンズ