野村敏京が米ツアー2勝目を飾る! 五輪出場にも大きく前進
2017年3月5日(日)午後6:35
米女子ツアーのスインギング・スカートLPGAクラシックが現地時間24日、カリフォルニア州のレイクマーセドGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。野村敏京が1オーバー73で回り、通算9アンダーで米ツアー2勝目を飾った。
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強風の難コンディションの中、アンダーパーでプレーしたのは5人と多くの選手が苦しむ展開となった最終日。単独トップでスタートした野村は、3番のパー3でピン1メートル弱につけてバーディを奪い、幸先のスタートを切った。しかし、その後7番から3連続ボギーを叩いて前半を2オーバーで折り返す。
後半、悪い流れを断ち切れずに11番パー4ではセカンドが木に当たるトラブルに見舞われボギー。この時点でチェ・ナヨン(韓)に1打差まで迫られる苦境に追い込まれたが、次の12番で15メートル以上のバーディパット決めて2打引き離した。「これで優勝が決まったと思った」という野村は14番、16番、17番をバーディ、ボギー、バーディとし、2月の「ISPSハンダ・オーストラリアン女子オープン」以来の米ツアー2勝目を飾った。また8月に開催されるリオデジャネイロ五輪の出場権獲得に大きく前進した。
一方、「強風に苦しんだ」横峯は、立ち上がりの1番から2連続ボギーを喫すると、5番ではさらにトリプルボギーを叩きスコアを落とした。8番、9番ではバーディを取り返し、前半を3オーバーで折り返す。しかし、悪い流れを断ち切れず後半1バーディ、4ボギー、1ダブルボギーで今季ワーストとなる「80」でホールアウト。通算7オーバー40位タイで大会を終えた。
また、宮里美香は2バーディ、6ボギーの4オーバー76で回り、通算8オーバー50位タイに順位を下げてフィニッシュ。アマチュアの畑岡奈紗(翔洋学園3年)は8番パー3でダブルボギーをたたくなど、3バーディ、6ボギー、1ダブルボギーの5オーバー77とスコアを落とし、通算8オーバーで美香と並んでいる。
その他上位にはリー・アン・ペース(南ア)が通算5アンダーで単独2位。一時は野村と1打差まで迫ったチェは3オーバー75とスコアを落とし、ゲリナ・ピラー(米)と並んで通算4アンダー3位タイでフィニッシュ。世界女王リディア・コ(ニュージーランド)は通算1アンダー6位タイで大会を終え、大会3連覇には届かなかった。
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写真提供:Getty Images