女王連覇へ イ・ボミが日本ツアーで戦うことの「想い」とは
2016年5月19日(木)午後2:47
圧倒的な強さで昨年の賞金女王に輝くなど名実ともに国内女子ツアーを牽引するイ・ボミ。今季は8月のオリンピック出場を目指して昨年以上に海外ツアーへ出場するなど過密スケジュールの中、2勝を含む開幕から12試合連続でトップ10入りする快挙を達成。全米女子オープンで予選落ちを喫し、五輪出場の夢は絶たれたが視線の先には次なる目標を見据えていた。3年ぶりに出場した韓国ツアーから戻ったイ・ボミに後半戦へ向けて話を聞いた。
「(前半戦は)思っていた以上に出来すぎです。ショットの調子は良くなかったけど、その中でも結果を残すことができました。」と振り返ったが、前半戦の平均スコアは69.59で唯一の60台と抜群の安定感を誇る。さらに、パーオン率は94%で、こちらも唯一の90%以上を記録した。「プレー中は絶対に打ってはいけないところにいかないようにマネジメントを意識しています。良い場所からは攻撃的に狙って、難しい状況ではボギーを打たないように安全にプレーします。ボギーが少なかったことが良い結果に繋がったと思います。」後半戦に向けては「全米女子オープンではショートゲームが良くなくて、ボギーが多くなってしまった。前半戦のようにボギーを打たないようにプレーしたい。」と課題を挙げた。
ここまでの成績を見れば賞金女王2連覇への期待が高まるが、「賞金女王は最後の結果です」ときっぱり。「前半戦がすごく良くて、後半戦はプレッシャーもあると思うけど、今年の目標であるメジャー優勝やディフェンディングチャンピオンとして臨む試合が多いので連覇を目指して頑張りたいです。」
9月には昨年自身初の2週連続で完全優勝を飾った「ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント」を控える。「昨年はすごい雨の中でプレーオフになって大変だったけど、優勝できて嬉しかった。」と話すイ・ボミがどんなプレーを見せるか注目だ。ゴルフネットワークで人気の1番ホール生中継については「1番ホールでは大きなトラブルがないように、ティーショットでしっかりとフェアウェイキープすることを意識します。スタートホールは一番緊張するので、ショットの前には集中して良いイメージを作ってスイングします。一所懸命集中している姿を見て欲しいです。」
2008年に韓国でプロデビュー、2010年には同ツアーで賞金女王に輝く。翌2011年から日本ツアーへ参戦し、2012年に初優勝を飾ると、その後も優勝を重ね通算勝利数は19勝に。(※2016年8月末時点)
「日本、韓国、アメリカでもプレーしますが、今の私のベースは日本です。日本のツアーでプレーすることはすごく楽しいし、モチベーションも高いです。」
日本ツアーに来てから6年目の今年、女王連覇を目指してイ・ボミは輝き続ける。
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とことん1番ホール生中継 ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント放送予定
2日目 9月3日(土) 午前7:30?10:15(とことん1番ホール)
最終日 9月4日(日) 午前7:30?10:00(とことん1番ホール)
【放送予定】ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント
【見逃し配信】とことん1番ホール生中継 2016ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント
写真提供:Getty Images