Golf Channel解説陣で意見対立 D.ジョンソン、メジャー2連勝の可能性は?
2016年3月28日(月)午前10:59
世界最古のメジャー大会、全英オープンゴルフ選手権がいよいよ開幕を迎える。スコットランド西海岸に横たわる難コース、ロイヤルトゥルーンGCに松山英樹ら日本勢を含むトッププレーヤーが集結する中、やはり大きな存在感を放っているのはダスティン・ジョンソンだ。
全米オープンゴルフ選手権でのメジャー初勝利から、前戦のWGC-ブリヂストン インビテーショナルで2連勝と、今最も勢いのある選手がジョンソン。「メジャー初タイトルの重圧がなくなった」と笑顔を見せた32歳は現在も好調を維持しメジャー2連勝に視界良好。米ツアー公式サイトの優勝予想でも1位に選出されるなど、優勝候補の筆頭に挙げる声は多い。
そんなジョンソン優勝の可能性について、米Golf Channel解説のノタ・ビゲイ、マーク・ロルフィングらがコメント。「ジョンソンは優勝の最有力候補か?」という問いに、2人の意見が真っ向から対立した。
--今週勝てる中で、ジョンソンが最有力候補だと思いますか?
マーク・ロルフィング
「そう思います。このコースはオークモントと似ていて、特にティーからグリーンまで似ています。異なる点はソフトなグリーンと、無数に存在する小さなポットバンカーですね。ジョンソンはメジャー王者に相応しいゴルフができます。たまに気が散ってしまうことがあり、変わったことが起こらないと集中力を維持できないようですが、全米での優勝を除いても、過去6回のメジャーでトップ10に5回入っているので、昔からメジャーに強い選手です」
ノタ・ビゲイ
「マークの言っていることは正しいと思うのですが、私はジョンソンが勝つとは思いません。フェアウェイはとても狭いので、ジョンソンの飛距離は意味を持たないと思います。私たちの後ろにある18番ホールも、ティーショットでバンカーに入れてしまえば、グリーンを狙うことは不可能になってしまうので、ハーフストロークからワンストロークほど無駄になってしまいます」
「ここでは戦略的にならないといけませんし、ボールが飛び出す方向や、外しても安全な場所を見極めないといけません。グリーンを狙える場所が限られているので、ティーショットの精度が低いジョンソンには向いていないと思います。また、グリーン周りでも現在ジョンソンは、ストロークス・ゲインド・アラウンド・ザ・グリーンで107位です」
--1対1に分かれましたが、ケンはどちらの意見につきますか?
ケン・スコフィールド
「ノタには申し訳ないのですが、チャンスはあると思います。オークモントでのプレーは全て見ました。最初の2ラウンドでセルヒオ・ガルシアがジョンソンと一緒に回り、2日目を終えてジョンソンとは2打しか差がなかったのですが、後にも先にも、ガルシアがショットで圧倒されたのはあの時だけです」
「ガルシアがジョンソンと2打差につけられていたのは、ショートゲームが冴えていたからです。ジョンソンが全米オープンで見せた4ラウンドは、私の記憶の中でメジャー史上最高の出来だったと思います。また地元の新聞で、1969年の全英王者トニー・ジャクリンが『自信の波に乗っているジョンソンに5ポンド賭けろ』とも話していました」
同一年の全米オープン、全英オープン制覇となれば2000年のタイガー・ウッズ以来。果たしてクラレットジャグを掲げるのが好調ジョンソンとなるか否か、今から興味は尽きない。
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