国内男子

飛躍の1年　節目の年は賞金女王へ再挑戦　?笠りつ子?

2016年7月23日（土）午前9:11

　笠りつ子にとって2016年は飛躍の1年となった。

　開幕戦で単独2位に入ると、4戦目の「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」では3位タイと順調なスタートを切った。4月には地元・熊本が震災の被害にあったが、翌週の「フジサンケイレディス」では優勝争いに絡み2位タイに入った。

　その後も好調を維持し続け、開幕から19試合でトップ10入りは12回を記録。そして、8月の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」では最終日を1打差6位タイから出ると、前半から猛チャージをかけるなど「66」をマークして逆転優勝。今季初のトロフィを獲得した。

　さらに、2戦後の「ニトリレディス」で2勝目をマークする。最終日を3打差5位タイで迎えると、前半を3アンダーで折り返すと、難易度の高い後半はイーブンパーと粘り、イ・ボミ（韓）と並んで72ホールを終える。さらにプレーオフでは2ホール目でバーディを奪って勝負を決めた。

　そして、イ・ボミとは今季終盤まで賞金女王争いを演じた。最終戦の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」では優勝すれば初の女王に輝く可能性もあったが、初日から奮わずに27位タイ。それでも自己最高位、そして日本人最高位となる賞金ランキング3位に入った。「THE QUEENS presented by KOWA」では日本チームの主将を務めるなど名実ともにツアーの中心選手の1人となった笠。来年は節目の30歳となるが、再び賞金女王への戦いに挑む。

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