海外女子

未来。?勝負の一年となる米ツアー挑戦2年目の横峯さくら?

2015年12月22日（火）午前11:39

昨季の国内女子ツアー賞金ランキングは韓国のイ・ボミを筆頭に海外勢が5位までを独占する結果となった。今シーズンも8試合終了時点で、外国人選手が4勝を挙げるなどその勢いは止まらない。日本人選手の活躍が期待される中、この10年、日本の女子ゴルフ界を牽引してきた一人が横峯さくらだ。

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2004年にプロデビューした横峯は翌2005年に早くもツアー初優勝を果たし、同級生の宮里藍らと共に活躍。女子プロ人気の一時代を築いた。ツアーデビューから7年連続優勝の記録を打ち立て、2009年には年間6勝を挙げ、初の賞金女王に輝く。2013年、最終戦まで縺れこんだ森田理香子との賞金女王争いは大いにファンを沸かせた。

プロ入り11年目の2014年には「大王製紙エリエールレディース」でツアー通算23勝目を飾り、生涯獲得賞金は10億円を突破。不動裕理以来、史上2人目の快挙を達成した。そして、横峯はある決心を固めた。米ツアーへの挑戦だ。

国内ツアーの第一線で活躍してきた横峯。同世代の宮里藍、上原彩子、上田桃子、有村智恵らが次々とアメリカへ挑戦していく中、横峯は国内ツアーで戦い続けた。

2010年には国内ツアーと掛け持ちで海外4大メジャー全試合を含む6試合に出場。「HSBCチャンピオンズ」で9位、メジャー4大会でも全て予選通過を果たし、難コースのオークモントCCで開催された全米女子オープンでは日本勢トップとなる10位タイに入る活躍を見せた。

それでも横峯は当時、「海外より日本。日本のファンに喜んでもらえるように、国内ツアーをもっと盛り上げたい。」と語っていた。

10年に渡り日本の女子ゴルフ界を牽引してきた横峯だが、30歳を前に心の変化が。2014年、メンタルトレーナーの森川氏と結婚。同年11月に結婚後初となる優勝を果たし、生涯獲得賞金10億円を突破。人生の分岐点とも言える大きな区切りをつけた横峯は満を持して海外挑戦を決意した。同年12月のファイナルQTで11位に入り、翌年の米ツアー出場権を獲得。

昨季、29歳で初挑戦となった米ツアー。26試合に出場して、トップ10入りは2試合、自身最終戦となった「ロレーナ・オチョア・インビテーショナル」ではシーズンベストとなる5位フィニッシュ。年間成績は賞金ランキング44位で翌年のシード権を獲得した。